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「オーバーテイクを楽しめた」角田裕毅、スプリントは5台抜き快走も悔い残す14位…決勝でAT04の「ポテンシャル」を引き出せるか?

THE DIGEST編集部

2023.10.22

スプリントでは悔いの残る結果となった角田。決勝レースに期待したい。(C) Getty Images

 F1第18戦のアメリカ・グランプリは10月21日、テキサス州オースティンの「サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)」でスプリントが行なわれ、19番グリッドからスタートしたアルファタウリの角田裕毅は、14位でチェッカーフラッグを受けている。
 

 初日の予選ではトップ10まで僅差の11番手というまずまずの結果を残した角田だったが、2日目のシュートアウトでは最終アタックでのタイム更新を狙うも、SQ1で時間切れとなる前にコントロールラインを通過することができずに敗退。19周回で行なわれたスプリントでは5台を抜き去るという、20人中で最大のゲインを見せたが、トラックリミットでベストタイムが抹消されたカタールGPと似たような、少なからず悔いを残す2日目となった。

 この1日を終えた後、角田はプレスリリースなどを通して、「SQ1ではコントロールラインを通過する直前にチェッカーフラッグが振られたため、2回目のプッシュラップができず、SQ2進出のチャンスを逃したのは悔しかったです。車の感触は良く、ポテンシャルも十分にあったので残念です」とシュートアウトを振り返りながら、スプリントや翌日の決勝についても言及している。

「スプリントでのペースは良く、何台かの車を追い抜くなど、楽しめました。最も重要なのは、ロングランのペースについて多くを学ぶことでした。明日に向けての多くの情報があるため、今夜はパッケージを微調整することになります。決勝レースはトップ10入りを目指しますが、ここまでのペースを明日も持続できれば、ポイント獲得の可能性はあると思います」

 アルファタウリはSNSで、角田のSQ1敗退について「悲しいことにユウキのシュートアウトは終わってしまった」とだけ綴ったが、決勝に向けてはダニエル・リカルド(シュートアウトは11番手でスプリントは12位フィニッシュ)とともに「有望なレースペースを示しており、明日再びチャンスを迎えられることを楽しみにしている」と、期待を寄せた。
 
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「フリー走行でのペースは悪くない。カタールよりも良くなることを願う」