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「現代の日本競馬を彩る偉大さを証明」イクイノックスの別次元な強さに反響止まず! 海外メディアは剛腕の冷静沈着さに賛辞!

THE DIGEST編集部

2023.11.28

圧倒的1人気のイクイノックスがジャパンCを制し、GⅠ6連勝を飾った。写真:産経新聞社

圧倒的1人気のイクイノックスがジャパンCを制し、GⅠ6連勝を飾った。写真:産経新聞社

 日本が生んだ現役最強馬の異次元な勝ち方に反響が止まない。

 11月26日、東京競馬場で開催された第43回ジャパンカップ(GⅠ、東京・芝2400m)は単勝オッズ1.3倍の断然1番人気イクイノックス(牡4歳/美浦・木村哲也厩舎)が、後続に4馬身差をつける圧巻の勝ちっぷりでGⅠ6連勝を達成。勝ちタイムは2分21秒8で完勝を収めた。

 世界主要レースを対象とした「ロンジン・ワールドベストレースホースランキング」で首位をキープするイクイノックス。名実ともに世界ナンバー1のサラブレッドが府中の長い直線で強烈な豪脚を発揮した。

 果敢に逃げるパンサラッサ(牡6歳/栗東・矢作芳人厩舎)を残り200m手前で抜き去ると、あとは独壇場。圧倒的なスピードで後続をぐんぐん突き放し、最後は鞍上のクリストフ・ルメール騎手が流すほど、ケタ違いな走りでタイトルを獲得した。

 これで総獲得賞金は22億円を突破し、アーモンドアイを抜いて歴代トップに君臨した。デビューからずっと背中に乗り続けるルメール騎手はレース後のインタビューで「信じられない。スーパーホース」と絶賛。相棒の強さに脱帽した。
 
 別次元の強さに海外も大きな衝撃を受けたようだ。

 競馬専門サイト『Racing.com』のジェームズ・ザフェリス記者は、イクイノックスのぶっちぎりな勝ち方に唖然。「イクイノックスがジャパンカップで偉大さを証明した」と銘打った記事を配信し、その強さに驚きを隠せなかった。

 同記者は、イクイノックスが現在世界最高の競走馬であることを紹介したうえで、「現代の日本競馬を彩る偉大な一頭であることは、ジャパンカップの見事な勝利で証明された」と断言。観衆を沸かせたスターホースの完勝劇に感服した。

 戦前は、今年の三冠牝馬リバティアイランド(牝3歳/栗東・中内田充正厩舎)と一騎打ちと予想されていたなか、蓋を開けてみれば他馬を寄せ付けない圧勝に終わったことに触れ、「たとえスター牝馬でも、イクイノックスの強さには敵わなかった」とため息を漏らし、歴然たる力差があったと振り返った。

 さらに、手綱を握ったルメール騎手についても言及。「周囲を混乱させるかのように大逃げを打ったパンサラッサが、レース中盤で後続を大きく引き離したにもかかわらず、(ルメールは)冷静さを失わなかった」と指摘。剛腕の沈着冷静な判断力も勝因のひとつに挙げた。

 日本競馬史上でも「最強」の名に相応しい存在として盤石な地位を固めたイクイノックス。次なる目標は、いったいどこに照準を合わせるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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