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フィギュア

羽生結弦が歴代最高の110.72点で首位発進!4連覇狙う宇野昌磨は2位、高橋大輔は14位スタート【全日本フィギュア】

THE DIGEST編集部

2019.12.20

4年ぶりの優勝を狙う羽生が圧巻の演技で首位に立った。写真:徳原隆元

4年ぶりの優勝を狙う羽生が圧巻の演技で首位に立った。写真:徳原隆元

 12月20日、全日本フィギュア選手権の男子ショートプログラム(SP)が行なわれ、4年ぶりの優勝を狙う羽生結弦が圧巻の演技を披露。国内大会のため非公認ながら、世界最高記録の110.72点を叩き出し、首位スタートを切った。

 23番目の滑走者として登場した羽生は、4回転サルコーを決めると4トゥループ+3トゥループ、3アクセルと次々にジャンプを着氷させる。「構成を変えているのもあって、変えたところをスムーズにできるように意識した」という演技構成の変化も上手く消化し、最後は力強くうなずく納得のパフォーマンス。自らの持つ110.53点越えを果たし、会場を熱狂させた。

 2位につけたのは、4連覇を狙う宇野昌磨。19番滑走の宇野は最初の4回転フリップを成功させると、4回転トゥループ+ダブルトゥループもしっかりと決めた。その後も見事な滑りを見せ、減点ゼロの渾身演技でシーズンベストの105.71をマーク。キスアンドクライでは満面の笑みを見せながらも、コンビネーションジャンプを4回転+3回転にできなかったことを、やや悔やんでいる様子だった。
 
 また、今大会を最後にアイスダンスへの転向を表明している高橋大輔は、65.95の14位スタート。ジャンプのミスは目立ったものの、本人は清々しい表情で演技を終え、会場のファンもスタンディングオベーションで応えた。試合後のインタビューでは、「良い演技はできなかったが、フリーにはいけるので何とか良かった」と笑顔を見せた。

 今大会は世界選手権と四大陸選手権の最終選考会を兼ねており、上位3名に出場権が与えられる。運命の男子フリーは22日(日)に行なわれる。男子SPの結果は以下のとおり。

【全日本フィギュア選手権 男子SP結果】
1 羽生結弦  110.72
2 宇野昌磨  105.71
3 佐藤駿   82.68
4 田中刑事  80.90
5 島田高志郎 80.59

構成●THE DIGEST編集部

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