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バレーボール

石川祐希が12得点と奮闘も実らず、チームはストレート負け。第3セットは判定に抗議も覆らず【CEV杯】

THE DIGEST編集部

2024.01.12

CEV準々決勝プレーオフ1stレグはストレート負けを喫した石川。(C)CEV Volleyball cup

CEV準々決勝プレーオフ1stレグはストレート負けを喫した石川。(C)CEV Volleyball cup

 現地時間1月 10日、欧州バレーボール連盟が主催する2023-24シーズンCEVカップの準々決勝プレーオフ1stレグが行なわれた。男子日本代表の石川祐希が所属するアリアンツ・ミラノは、アルロンCMCヴァルタ・ザヴィエルチェとアウェーで対戦し、セットカウント0-3(23-25、19-25、19-25)でストレート負けを喫した。

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 CEVカップ準々決勝プレーオフは、8強入りしたチームがホーム&アウェー方式で本戦8枠のうち4枠を争う。残る4枠には、20チームが5プールに分かれて開催中のCEVチャンピオンズリーグ(CL)グループステージで、各プールの3位を成績で順位付けした2~5位の4チーム(1位はCL準々決勝プレーオフに出場)が参戦する。

 ミラノは石川ら3選手を限定起用で温存した直近のリーグ後半2節でフルセットの末、ピアチェンツァに屈するまで、CEVカップでの2勝を含む6連勝と好調をキープ。腰痛による離脱から復帰し調子を上げているアウトサイドヒッター(OH)石川が昨年11月の初戦以来、4試合ぶりに先発出場し、その対角にマテイ・カジースキ(ブルガリア)。ミドルブロッカー(MB)はアグスティン・ロセル(アルゼンチン)とマッテオ・ピアノ(イタリア)、司令塔パオロ・ポッロ(イタリア)とオポジット(OP)フェレ・レゲルス(ベルギー)を起用してこの対戦に臨んだ。
 
 相手はポーランドリーグ3位のザヴィエルチェ。チームを率いるのは、2022年から指揮するドイツ代表を12年ぶりの五輪となるパリ大会出場へ導いたミハウ・ヴィニャルスキ監督だ。現役時代にはOHとして活躍し、守備を中心に複数部門で個人賞を多数受賞。母国ポーランドでリーグ優勝3回、イタリアでもトレンティーノ時代にスクデットとCL制覇を経験したほか、同国代表では240試合に出場し、世界選手権で準優勝(2006)と優勝(2014)、W杯(2011)で銀メダルを獲得した。

 ハイスペックなキャリアを持つ指揮官の下、チームは昨年12月1週目に首位ワルシャワに敗れて以降は国内で5戦全勝中。この欧州大会の2勝を含み7連勝中と勢いに乗っている。主将のMBマテウシュ・ビエニエクを筆頭にOPカロル・ブトリンやOHバルトシュ・クオレクら世界ランク1位に君臨する同国代表の新旧メンバー、セッターのミゲル・タヴァレス(ポルトガル)と東京五輪金メダリストのフランス代表OHトレボール・クレヴノら力のある選手が揃う。
 
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