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「ショーマ、ぜひ前のSP衣装を”彼”に渡して」宇野昌磨の新衣装に海外ファンから思わぬ反響が!

THE DIGEST編集部

2019.12.22

SPでは復活を強く印象付けた宇野。フリーでのパフォーマンスはどうなるか。 写真:徳原隆元

 12月20日に、東京・代々木第一体育館で行なわれたフィギュアスケートの全日本選手権、男子シングルのショートプログラム(SP)で、宇野昌磨はシーズンベストとなる105・71点をマークした。

 プログラム冒頭の4回転フリップ、4回転+2回転のトゥループ、そしてトリプルアクセルを着氷し、演技を終えた後は右腕を振り下ろしてガッツポーズ。日本での宇野の復調は、同スポーツの名物記者であるジャッキー・ウォン氏によって報じられ、海外ファンからも、復活を喜ぶ声が多数寄せられた。

 また、同氏は宇野がSPで着用した新衣装についてもコメント。マシュー・キャロン氏の作品で、ブラウンの生地に散りばめられた青がスワロフスキーであることも明かされ、「素敵な衣装!」「ぜひ国際大会でも着て欲しい」「眩しすぎて目がつぶれる!(笑)」など、称賛の声が相次いでいる。

 さらにウォン氏は、宇野が演技後に氷上で見せたガッツポーズの動画を引用し、「Friday feels(金曜日のウキウキ気分)」と評して自身のツイッターに投稿。すると、この投稿には、先日イタリア・トリノで行なわれたグランプリ(GP)ファイナルで羽生結弦と一騎打ちを繰り広げた、ネイサン・チェンが「いいね」を送ったのだ。
 
 チェンといえば、世界最高点を記録したGPファイナルのフリースケーティングでのパフォーマンスに加え、その際に着用した衣装が非常に話題を呼んだ。イエローとホワイトが入り混じったゆったりしたトップスに黒のインナー、そして黒ズボンという、シンプルすぎる衣装に対し、世界のフィギュアファンの間では、「シンプルでいい」といった肯定派、「あれじゃ部屋着だよ」といった反対派に分かれ、賛否両論が巻き起こった。

 そんななかでの宇野の新衣装お披露目とあって、海外ファンからはこんなお願いの声が上がっている。

「ショウマ・ウノ(宇野昌磨)はネイサンにこのコスチュームデザイナーを紹介すべき」
「同感。もしくはほかのデザイナーでもいい」
「ショーマ、ぜひ着なくなった前のSP衣装を彼(ネイサン)に渡して」

 こうした声は、一定のファンの共感を集めている様子も窺える。

 全日本選手権でSPを終え、1位の羽生結弦に続く2位につけている宇野。このままフリーも乗り切り、来年3月に開催される世界選手権への切符を手中に収め、海外ファンの前でも新衣装をお披露目できるのか。国外のフィギュアファンも、ショウマ・ウノの復活を目撃する日を待ちわびている。

構成●THE DIGEST編集部