日本が世界に誇る「モンスター」と「悪童」の世紀の一戦は本当に実現するのか。クリアすべきハードルは決して低くないが、周囲の期待はより一層高まっている。
去る1月25日(現地)、ボクシング界にとって見逃せないビッグニュースが飛び込んできた。米スポーツ専門局『ESPN』が、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と元世界2階級制覇のルイス・ネリ(メキシコ)が5月6日に日本で対戦が決定したという衝撃的なスクープを報じた。
しかも、舞台は東京ドームである。もし本当に同会場で試合が実現すれば、1990年2月のマイク・タイソン対ジェームス・ダグラス戦以来34年ぶりのことで、日本人のメインイベントは史上初めてとなるビッグマッチだ。
井上は昨年12月26日、元WBA・IBFスーパーバンタム級王者のマーロン・タパレスを10回KOで撃破し、バンタム級からの転向わずか2戦目で史上2人目となる2階級4団体王座統一に成功した。
一方のネリは2017、18年に山中慎介に連勝を収めているが、その初戦は禁止薬物が検出。再戦は「体重超過」で王座剥奪というトラブルを巻き起こし、日本ボクシングコミッション(JBC)から無期限の国内活動停止処分を課された。
両者の対戦ムードが一気に高まるなか、英国の老舗誌が無敵のモンスターに熱い眼差しを送っている。
1909年創刊の英週刊ボクシング雑誌『Boxing News』の電子版は、この2人の対戦が実現することを前提したうえで、「ナオヤ・イノウエが東京ドームで予定されているルイス・ネリとのタイトルマッチは、彼がボクシング界最大のスターへの道を進んでいることを示唆している」という興味深い記事を配信している。
記事を執筆したエリオット・ワーセル氏は「イノウエの作品はその素晴らしさゆえに、言語や文化の違いを超越している。このスポーツの愛好家にも、"モンスター"の写真を見ただけで、地球上で最も恐ろしいボクサーではなく、日本のスーパースターだと思い込ませてしまうほど、簡単に理解できる言葉なのだ」と称賛の言葉を並べ立てている。
加えて、「彼は確かに小柄で、やや整った顔立ちだが、イノウエはパンチを放つときに他のボクサーには真似できないような、身震いする反動を起こす方法を持っている」と記し、そのポテンシャルを絶賛している。
去る1月25日(現地)、ボクシング界にとって見逃せないビッグニュースが飛び込んできた。米スポーツ専門局『ESPN』が、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と元世界2階級制覇のルイス・ネリ(メキシコ)が5月6日に日本で対戦が決定したという衝撃的なスクープを報じた。
しかも、舞台は東京ドームである。もし本当に同会場で試合が実現すれば、1990年2月のマイク・タイソン対ジェームス・ダグラス戦以来34年ぶりのことで、日本人のメインイベントは史上初めてとなるビッグマッチだ。
井上は昨年12月26日、元WBA・IBFスーパーバンタム級王者のマーロン・タパレスを10回KOで撃破し、バンタム級からの転向わずか2戦目で史上2人目となる2階級4団体王座統一に成功した。
一方のネリは2017、18年に山中慎介に連勝を収めているが、その初戦は禁止薬物が検出。再戦は「体重超過」で王座剥奪というトラブルを巻き起こし、日本ボクシングコミッション(JBC)から無期限の国内活動停止処分を課された。
両者の対戦ムードが一気に高まるなか、英国の老舗誌が無敵のモンスターに熱い眼差しを送っている。
1909年創刊の英週刊ボクシング雑誌『Boxing News』の電子版は、この2人の対戦が実現することを前提したうえで、「ナオヤ・イノウエが東京ドームで予定されているルイス・ネリとのタイトルマッチは、彼がボクシング界最大のスターへの道を進んでいることを示唆している」という興味深い記事を配信している。
記事を執筆したエリオット・ワーセル氏は「イノウエの作品はその素晴らしさゆえに、言語や文化の違いを超越している。このスポーツの愛好家にも、"モンスター"の写真を見ただけで、地球上で最も恐ろしいボクサーではなく、日本のスーパースターだと思い込ませてしまうほど、簡単に理解できる言葉なのだ」と称賛の言葉を並べ立てている。
加えて、「彼は確かに小柄で、やや整った顔立ちだが、イノウエはパンチを放つときに他のボクサーには真似できないような、身震いする反動を起こす方法を持っている」と記し、そのポテンシャルを絶賛している。