現地時間2月18日にイギリス・ロンドンで開催されたF1全10チームが参加してのローンチイベント「F1 75 Live」で、ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ(以下レーシングブルズ)の2025年型マシンも初お目見えとなった。
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「VCARB02」と名付けられた今季の車は、ネイビーやブルーが主だったこれまでのデザインとは異なり、ホワイトを基調にしたものに。全チームの中では最も大幅なデザイン変更となったことでも、多くの注目を集めることとなった。
ただこのビジュアルに対しては、当時F1ラストイヤーとされていたホンダへの感謝の意味でレッドブルが2021年のトルコ・グランプリで使用したスペシャルカラー(1965年メキシコGPでリッチー・ギンサーがホンダにF1初勝利をもたらした際の車「RA272」をモチーフにしたもの)に非常に似ているとの指摘がなされている。
英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は「1990年代の『フットワーク』を彷彿とさせる」との印象を明かし、このレーシングブルズの新たな装いを「美しい」「カラーリングのランキングなら上位にくるだろう」と高評価し、イベント会場でも多くの称賛の声が上がったとレポート。このイベントに新たなチームメイトとなるアイザック・ハジャーとともに出席した角田裕毅の「これまでに見た中でも最高のカラーリングのひとつ。明るくて、白い」と満足気だったという。
同メディアはまた、「これは白いレッドブル?」とも冗談まじりに綴っており、姉妹チームのロゴがこれまで以上に"堂々"と掲出されたデザインに対し、「このチームが『もうひとつのレッドブル』であることをさらに強調するカラーリングだが、中途半端にそれを避けるよりも、今回のように全面的に打ち出した方がむしろ良いのかもしれない」と好意的な見解を示す。
チームは公式サイトで「今年の最も大胆なカラーリング変更のひとつ...我々は今季、レッドブルのブランド全体へのオマージュとして、真っ白なデザインのマシンでサーキットを駆け抜ける」とのメッセージを発しているが、チーム代表のローラン・メキーズは既定の範囲内でレッドブルから可能な限り多くのコンポーネントを活用する方針であることを明言している。
同メディアは、「レーシングブルズは本格的に、『レッドブル2』としての時代に突入した。現在のイタリア・ファエンツァの拠点は存続するものの、その役割は縮小されていき、英国ミルトン・キーンズのレッドブル本部内に着々と移転している。問題は、このような意図的なレッドブルとのシナジー強化が、コース上での成功にどれだけ繋がるかということだ」とも指摘する。
F1公式サイト『F1.com』は、「レーシングブルズは、昨季6位争いに加わったことで自信を得られただろう。特に、第10戦スペインGPで導入して混乱を招いたアップデートの問題を修正して以降は、チームのパフォーマンスが向上した。また、2024年に迎え入れた多くの新スタッフもすでにチームに馴染んでいる。総合的に見て、2021年にトップ6入りを果たして以来となる『8位以上のフィニッシュ』を達成することは、現実的かつそれを達成した場合には評価に値する目標となるだろう」との展望を示している。
2026年の大きなレギュレーション変更への準備と同時に、24戦という多くのレースを戦うことになる過酷なシーズンで、デザインは好評を博している「VCARB02」がどれだけのポテンシャルを発揮できるのか、角田、ハジャーらドライバーたちのパフォーマンスと同様に、非常に興味深いところだ。
構成●THE DIGEST編集部
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「VCARB02」と名付けられた今季の車は、ネイビーやブルーが主だったこれまでのデザインとは異なり、ホワイトを基調にしたものに。全チームの中では最も大幅なデザイン変更となったことでも、多くの注目を集めることとなった。
ただこのビジュアルに対しては、当時F1ラストイヤーとされていたホンダへの感謝の意味でレッドブルが2021年のトルコ・グランプリで使用したスペシャルカラー(1965年メキシコGPでリッチー・ギンサーがホンダにF1初勝利をもたらした際の車「RA272」をモチーフにしたもの)に非常に似ているとの指摘がなされている。
英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は「1990年代の『フットワーク』を彷彿とさせる」との印象を明かし、このレーシングブルズの新たな装いを「美しい」「カラーリングのランキングなら上位にくるだろう」と高評価し、イベント会場でも多くの称賛の声が上がったとレポート。このイベントに新たなチームメイトとなるアイザック・ハジャーとともに出席した角田裕毅の「これまでに見た中でも最高のカラーリングのひとつ。明るくて、白い」と満足気だったという。
同メディアはまた、「これは白いレッドブル?」とも冗談まじりに綴っており、姉妹チームのロゴがこれまで以上に"堂々"と掲出されたデザインに対し、「このチームが『もうひとつのレッドブル』であることをさらに強調するカラーリングだが、中途半端にそれを避けるよりも、今回のように全面的に打ち出した方がむしろ良いのかもしれない」と好意的な見解を示す。
チームは公式サイトで「今年の最も大胆なカラーリング変更のひとつ...我々は今季、レッドブルのブランド全体へのオマージュとして、真っ白なデザインのマシンでサーキットを駆け抜ける」とのメッセージを発しているが、チーム代表のローラン・メキーズは既定の範囲内でレッドブルから可能な限り多くのコンポーネントを活用する方針であることを明言している。
同メディアは、「レーシングブルズは本格的に、『レッドブル2』としての時代に突入した。現在のイタリア・ファエンツァの拠点は存続するものの、その役割は縮小されていき、英国ミルトン・キーンズのレッドブル本部内に着々と移転している。問題は、このような意図的なレッドブルとのシナジー強化が、コース上での成功にどれだけ繋がるかということだ」とも指摘する。
F1公式サイト『F1.com』は、「レーシングブルズは、昨季6位争いに加わったことで自信を得られただろう。特に、第10戦スペインGPで導入して混乱を招いたアップデートの問題を修正して以降は、チームのパフォーマンスが向上した。また、2024年に迎え入れた多くの新スタッフもすでにチームに馴染んでいる。総合的に見て、2021年にトップ6入りを果たして以来となる『8位以上のフィニッシュ』を達成することは、現実的かつそれを達成した場合には評価に値する目標となるだろう」との展望を示している。
2026年の大きなレギュレーション変更への準備と同時に、24戦という多くのレースを戦うことになる過酷なシーズンで、デザインは好評を博している「VCARB02」がどれだけのポテンシャルを発揮できるのか、角田、ハジャーらドライバーたちのパフォーマンスと同様に、非常に興味深いところだ。
構成●THE DIGEST編集部
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