マラソン・駅伝

青学大・太田蒼生が初マラソンでまさかの途中棄権。中間地点を1時間1分19秒で通過も…なぜ完走できなかったのか【東京マラソン】

THE DIGEST編集部

2025.03.02

無念の途中棄権となった太田。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 今年9月に東京で開催される世界選手権の代表選考会を兼ねた東京マラソン(東京都庁前~東京駅前=42・195キロ)が3月2日に行なわれた。マラソン初挑戦の青学大・太田蒼生(4年)は序盤から積極的な走りをみせたが、中盤以降に失速して36キロ地点で無念の途中棄権となった。
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 世界トップレベルの選手が集うなか、日本勢では太田が唯一先頭集団でレースを進め、中間地点を1時間1分19秒で通過。順調な滑り出しだったが、徐々にペースが落ち、28キロ過ぎに第2集団に吸収されてしまった。そして、31キロ過ぎには第3集団にも飲み込まれ、36キロ付近で力尽きて棄権した。
 
 レース後、太田は主催者を通じてコメントを発表。「今回のレースは低体温と低血糖により途中で離脱してしまいましたが、前半から自分のやりたいようにレースを運び、世界のレベルを知れて良い経験ができました」と振り返り、途中棄権の理由を説明した。

 そのうえで、太田は「オリンピックで金メダルを獲るために一歩踏み出せたと思います。次はもっと長く世界と戦い、3年後にはオリンピックで勝ちます」と2028年ロサンゼルス五輪を見据えて前を向いた。

構成●THE DIGEST編集部

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