元F1ドライバーで現在、スポーツ専門局『Sky Sports Germany』のアナリストを務めるラルフ・シューマッハ氏は現地5月6日、同局のポッドキャスト番組に出演。レッドブルの現状を嘆きつつも、角田裕毅の健闘を称賛した。
【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅の車から離れたオフの表情を厳選して紹介! 第6戦マイアミGPで苦戦を強いられたレッドブル。ファーストドライバーのマックス・フェルスタッペンは、スプリントではピットレーンでのアンセーフリリースのペナルティを受け、まさかの17位フィニッシュでノーポイント。決勝レースではポールポジションを獲得したもののペースに苦しみ4位。優勝したオスカー・ピアストリ(マクラーレン)とは40秒近い差をつけられるなど全く歯が立たなかった。
シューマッハ氏は「確かに予想よりも長く持ちこたえた」とフェルスタッペンの予想外の善戦を称賛しつつも、「最終的にはそういう結果(大差をつけられての4位)となった」と辛口評価。4連覇王者の苦戦はブレーキに代表されるマシンの問題であると推察し、以下のように続けた。
「彼ら(レッドブル)は冬(の開発)で的を外したのだと思う。それが突然どこから来るのか想像もつかない。チームがこれほど多くの問題を抱え、その後、シーズン中に反撃したという記憶はほとんどない。テクニカルディレクターのピエール・ワシェ氏は、理論的には完璧なクルマを持っているが、まだクルマとドライバーの組み合わせを最適化できない人物なのだと思う」
「そしてチームは完全にイモラ(次戦エミリア・ロマーニャGPのアップデート)に期待していると思う。あまり信じられないよ。今季上手くいくとは、ほとんど想像できない。でも、そのうちわかるよ。もちろん、それでもレッドブルがカムバックするなら、タイトル争いにとっては非常にエキサイティングだ」
そんな状況のレッドブルにとって、「ポジティブな要素はツノダ」と日本人ドライバーの働きを好意的に振り返った同氏。「ツノダのレースペースはマックスと比べて悪くなかった。だからそれは良かったよね。彼(角田)にとってもそれは重要だ。だって(フェルスタッペンに近づくのは)簡単じゃないからね」と角田の働きに賛辞を送った。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅が接戦を制し9番手でQ1突破を決めた瞬間
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シューマッハ氏は「確かに予想よりも長く持ちこたえた」とフェルスタッペンの予想外の善戦を称賛しつつも、「最終的にはそういう結果(大差をつけられての4位)となった」と辛口評価。4連覇王者の苦戦はブレーキに代表されるマシンの問題であると推察し、以下のように続けた。
「彼ら(レッドブル)は冬(の開発)で的を外したのだと思う。それが突然どこから来るのか想像もつかない。チームがこれほど多くの問題を抱え、その後、シーズン中に反撃したという記憶はほとんどない。テクニカルディレクターのピエール・ワシェ氏は、理論的には完璧なクルマを持っているが、まだクルマとドライバーの組み合わせを最適化できない人物なのだと思う」
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そんな状況のレッドブルにとって、「ポジティブな要素はツノダ」と日本人ドライバーの働きを好意的に振り返った同氏。「ツノダのレースペースはマックスと比べて悪くなかった。だからそれは良かったよね。彼(角田)にとってもそれは重要だ。だって(フェルスタッペンに近づくのは)簡単じゃないからね」と角田の働きに賛辞を送った。
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