──それでは今回の試合についてうかがいます。高橋さんはどうご覧になりましたか?
高橋 実はイングランドにもアイルランドにも行ったことがあり、どちらも好きでいい思い出があるので、イーブンに見ることができました。試合はイングランドの戦術、分析の力を感じましたね。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチがそれを裏でコントロールしていたのだろうと思いますが、イングランドの選手たちがそれに見事に応えていて、アイルランドに何もさせなかったという印象でした。
──試合後の「Today’s Impact Player」のコーナーでは、あえて不調だったアイルランドSOジョナサン・セクストン主将を挙げました。
高橋 やはりアイルランドの中心選手ですし、前半の悪い流れを変えられるのはセクストン選手しかいなかったのでは、という思いがありました。ただ、後半9分のトライ後のキックを外したことで、建て直すのはちょっと難しいんじゃないか、という気がしましたね。
──この一戦、廣瀬さんはいかがでしたか?
廣瀬 イングランドはディフェンスがすごかった。ラインスピードもそうですし、アイルランドがやりたいことをさせていなかったので、思惑通りの勝利だと思います。アイルランドは戦い方を変えられなかった。昨年のラグビーワールドカップの日本戦もそうでしたが、うまくいかなかった時に誰がどうイニシアティブをとり、リーダーシップを発揮していくのかが課題だと感じました。
──廣瀬さんは元日本代表のキャプテン、高橋さんはアストロズのキャプテン役でしたが、イングランドとアイルランドの両キャプテンをどうご覧になっていましたか?
廣瀬 開幕当初からセクストン選手がキャプテンとしてどれぐらいやれるのか気になっていたのですが、やはり大変そうだなと思います。一方、オーウェン・ファレル選手は“らしさ”が見えましたね。反則だと知りながら相手(アイルランドNo.8のCJ・スタンダー)の足を離さない場面がありましたが、あの強気な姿勢に彼らしさが出ていました。ファレル選手は司令塔の10番から12番になって、負担が減ったことでさらに彼らしさが出たように思えます。
高橋 ファレル選手はセクストン選手とは全然違うタイプのキャプテンですね。セクストン選手は引いて全体を冷静に見ていて、ファレル選手は前線にガンガン出ていって引っ張っていくタイプ。いろいろなキャプテンがいるなと今日の2人を見ていて思いましたね。
高橋 実はイングランドにもアイルランドにも行ったことがあり、どちらも好きでいい思い出があるので、イーブンに見ることができました。試合はイングランドの戦術、分析の力を感じましたね。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチがそれを裏でコントロールしていたのだろうと思いますが、イングランドの選手たちがそれに見事に応えていて、アイルランドに何もさせなかったという印象でした。
──試合後の「Today’s Impact Player」のコーナーでは、あえて不調だったアイルランドSOジョナサン・セクストン主将を挙げました。
高橋 やはりアイルランドの中心選手ですし、前半の悪い流れを変えられるのはセクストン選手しかいなかったのでは、という思いがありました。ただ、後半9分のトライ後のキックを外したことで、建て直すのはちょっと難しいんじゃないか、という気がしましたね。
──この一戦、廣瀬さんはいかがでしたか?
廣瀬 イングランドはディフェンスがすごかった。ラインスピードもそうですし、アイルランドがやりたいことをさせていなかったので、思惑通りの勝利だと思います。アイルランドは戦い方を変えられなかった。昨年のラグビーワールドカップの日本戦もそうでしたが、うまくいかなかった時に誰がどうイニシアティブをとり、リーダーシップを発揮していくのかが課題だと感じました。
──廣瀬さんは元日本代表のキャプテン、高橋さんはアストロズのキャプテン役でしたが、イングランドとアイルランドの両キャプテンをどうご覧になっていましたか?
廣瀬 開幕当初からセクストン選手がキャプテンとしてどれぐらいやれるのか気になっていたのですが、やはり大変そうだなと思います。一方、オーウェン・ファレル選手は“らしさ”が見えましたね。反則だと知りながら相手(アイルランドNo.8のCJ・スタンダー)の足を離さない場面がありましたが、あの強気な姿勢に彼らしさが出ていました。ファレル選手は司令塔の10番から12番になって、負担が減ったことでさらに彼らしさが出たように思えます。
高橋 ファレル選手はセクストン選手とは全然違うタイプのキャプテンですね。セクストン選手は引いて全体を冷静に見ていて、ファレル選手は前線にガンガン出ていって引っ張っていくタイプ。いろいろなキャプテンがいるなと今日の2人を見ていて思いましたね。