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バレーボール

【ロングインタビュー/第3回】研鑽の栞――石川祐希が最強軍団ペルージャで宿した不朽の真価

佳子S.バディアーリ

2026.06.06

11シーズンを過ごしたイタリアについて語った石川祐希。<br />
取材協力:イタリア国立ペルージャ外国人大学<br />
撮影:Adriano Scognamillo

11シーズンを過ごしたイタリアについて語った石川祐希。
取材協力:イタリア国立ペルージャ外国人大学
撮影:Adriano Scognamillo

 まだ大学1年生だった2014-15シーズンからイタリアで孤軍奮闘してきた石川。当時は日本人選手が海外で同じチームに在籍する未来を想像していなかっただろう。

――日本人選手がチーム内にいる環境を自身に当てはめた場合、何か思うところはありますか?

「僕は全然OKです。今はもう一人で生活できるし、別の日本人がいることで何かに影響することはまったくないですね。初めの頃は甘えたり楽な方に行っちゃうのが嫌で1人で挑戦したいって気持ちがありましたけど、今は日本人がチームにいても僕はまったく問題ないです。ミラノ時代の2023-24シーズンに当時大学2年生だった麻野堅斗選手(早稲田大学、日本代表ミドルブロッカー)が日本バレーボール協会の派遣で短期練習生としてチームに来ましたけど、僕はウェルカムでしたね。それよりも僕がいることによって言葉や他の部分で頼り過ぎてしまうとしたら、それは彼にとって良くないかなと思ったりはしました」
 
 ペルージャで過ごした2シーズン、とりわけ5大会に参戦した今シーズンは、遠距離移動を伴う国外での試合が過密日程に拍車をかけ多忙を極めた。そんな慌ただしい日々を送るなかで心安らぐ素敵な出会いがあった。

――ペルージャで現地在住のご夫婦との嬉しい出会いがあったそうですね。それを伺ってもいいですか?

「そうですね。ミラノ時代にもお世話になったご家族がいて、どうしてもミラノのような大きな都市だと日本人の方も多かったのでお付き合いするなかで僕が疲れてしまわないよう環境にとても配慮してくれていました。僕がミラノに行く時は必ず会って、今も親交を温めています」

「今度はペルージャでまた新しい出会いが訪れて本当に恵まれているなって思います。ご自宅へ伺ったりもして、それをできたのはペルージャがこぢんまりした街で僕も少し自由に動きやすかったのもあったかな。そのご家族の旦那さんは地元出身の方で、彼がイタリア料理を作って振舞ってくれたり、バレーボール以外のスポーツや書籍の話、世界情勢などの時事なんかについてもおしゃべりしたり、、、僕にとってリラックスしてリフレッシュできる時間になりました。奥さんは日本の方で、試合が続いて時間に追われていた僕のために自炊のサポートもしてくださいました。ご夫婦が精神的に安らげる場所や時間をくれたこと、僕をサポートしてくださったことに心の底から感謝しています」
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