前回大会の休憩中に、ガッツワールド解散後のGOING-UPから抗争し、TTTの旗揚げ会見にも乱入したヒール軍「渡鳥連合」を率いる藤原秀旺が突然現れ、売店に立つガッツ石島を拳銃で殴打。「10月10日新木場大会に強行参戦する」との声明文をばら撒いた秀旺に対し「10月はリングに上げて1回で終わらせてやる」と激昂しながら「渡鳥連合」討伐を誓ったガッツとの因縁の闘いは、秀旺が木村太輔と塚本拓海、ガッツはSOSのバナナ千賀、ツトム・オースギを引き連れての対戦となった。
  　試合前からリングにテーブルを持ち込み、賭けカードゲームに勤しむ木村と塚本に、ド派手な花札柄のアロハを羽織り手には拳銃を持った秀旺が登場。早速独特すぎる「渡鳥ワールド」を展開をしていたが、ガッツはリングインとともにテーブルを蹴り上げ、混乱のままゴングが鳴らされた。序盤は千賀が渡鳥連合に捕まり、次々と用意された謎のソフビ人形を凶器に攻め込まれる不思議な状態。なんとか盟友・オースギにタッチすると柔道技の攻防を経てガッツが登場。

　3人をパワーで蹴散らすも、木村の金的を受けている間に秀旺にタッチし遂に大将戦に。迫力満点のラリアット合戦から6人が入り乱れる乱戦状態になったが、秀旺は手にした拳銃でガッツを殴打し塚本のキックと木村のボディプレスで援護射撃。最後はバックドロップの体勢から旋回して落とす危険すぎる新技、ロマンティックを突き抜けろ！を秀旺がガッツに炸裂させ乱戦に終止符を打った。試合後は闘いには一切触れず、秀旺がスポットライトを浴びARBの「魂こがして」を熱唱してリングを後にした。試合後、秀旺は「料理研究家にプロレスラーが負けた」とコメント「ガッツとかもういい。次のTTTは組まれれば出るし、スケジュール次第」とクールに会場を後にした。