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格闘技・プロレス

【共同通信杯】強烈なインパクトを残したエフフォーリアの圧勝劇。今後は皐月賞へ直行のプラン

三好達彦

2021.02.15

 ただ、上がり3ハロンでは33秒6の脚を使って最後まで伸びているように距離適性の問題でないのは明らかだし、ひと息入れたあとのここを叩いて、狙いは皐月賞だという考えも成り立つ。エフフォーリアに付けられた0秒5の差は決して小さくはないが、実績を含め、ここで見限るのはまだ早いかもしれない。

 2着に食い込んで収得賞金を加算したヴィクティファルス(牡3歳/栗東・池添学厩舎)は単勝7番人気(オッズ41.9倍)での大駆けでファンを驚かせた。新馬戦を勝ち上がったばかりで評価が定まらなかったが、エフフォーリアを前に見ながら進み、直線でも長くいい脚を使ったのは非凡なポテンシャルを秘めている証拠。遅咲きの仔も少なくないハーツクライの産駒であること、またキャリアはわずか2戦ということで、まだ大きな伸びしろがあるはず。今後の進路を含めて、素質馬の成長には注意を払っておく必要がある。
 
 3着のシャフリヤール(牡3歳/栗東・藤原英昭厩舎)、4着のキングストンボーイ(牡3歳/美浦・藤沢和雄厩舎)は、賞金面での問題からクラシックへの出走はまず不可能。皐月賞トライアル(GⅡの弥生賞、スプリングステークス)に使ってくるならば、そこで出走権の獲得を目指すことになる。

文●三好達彦

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