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食と体調管理

入江陵介が語る五輪への思いとコンディショニング「自分の泳ぎや、頑張ってる姿を見て感じてもらえることが一番大事」

保坂明美(THE DIGEST編集部)

2021.04.01

朝5時台から活動し、朝練、夕練と忙しい日々を送っていた入江だが、食事の面では母親からのサポートがあった。(C)Getty Images

朝5時台から活動し、朝練、夕練と忙しい日々を送っていた入江だが、食事の面では母親からのサポートがあった。(C)Getty Images

――朝5時台から活動してたということですが、スポーツ選手であるというところからも食べ物、朝ごはんはどうされていましたか? 

「朝からあまりガッツリは食べられなかったのですが、家が比較的洋食だったので、コーヒーとパンとヨーグルトという感じで朝はそれぐらいにして、練習が終わった後、学校へ行く前におにぎりなど食べたりしていました」

――子どもの頃に貧血気味だったことをお聞きしましたが、具体的にどのような感じだったのでしょうか?

「小学校、中学校の時に朝礼とかで長く立つことができなかったんですよね。長く立ってるとちょっと血色が悪くなってフラーっと倒れてしまったり、しゃがみこんでしまうことが多かったです」

――ご両親や指導者の方から食事の面でのフォローなどはあったのでしょうか?

「食事の方はあまり言われなかったんですが、比較的体重が落ちやすく、細身になりやすいタイプだったので、なるべく多く食べるよう意識していました。朝なら今ではしませんが、菓子パンなど、カロリーが高いものを食べたりして、エネルギーをとるようにしていました。身体は元々強い方ではなかったので、しっかり睡眠をとったり、自分の身体について年々考えることは増えていきました」

――水泳だとかなり消耗すると思うのですが、食事で工夫していたことは?

「一度にたくさんたべられる方ではなかったので、その分食べる回数を増やしたり、朝練前、朝練後に分けて食べてたりするなど、なるべく回数を多く食事していたように思います」

――一度にたくさん食べられないというところで、親御さんの、お母様の協力もあったかと思うのですが、具体的には食生活でどういったサポートしてくださっていたのか、また、思い出などはありますか?

「お昼ご飯とかもずっとお弁当を作ってくれてましたし、補食のような、パッと食べれるおにぎりやパンを持たせてもらったりしていました。小学生の頃も練習終わって家に着くまで、車で30分くらいかかってたので、その間に車の中で食べたりするようなものを持って来てもらったりしていました。その点はありがたかったです」

――今までお話をお伺いする中で、当時から、練習と共に食事にも気をつけていらっしゃる様子が伺えました。また、現在も栄養には気を遣っていらっしゃるとお聞きしましたが、ヘルシーで栄養のある食材として、きのこは食べられますか? 

「子どものころからよく食べていました。特に、風邪予防にもなりますし、冬場によく食べていました。鍋にはきのこが1種類だけでなく3種類くらい入っていて、いっぱい入っているのが当たり前になっていますね」

――味とか食感とかっていうところではお好みがあったりしますか?

「一番よく食べるのはシメジですね。バーベキューとか、炒め物だとエリンギとか入っていると食感も好きなので、よく食べます。身体によいのもあって、自分で作る時もきのこはよく使っています」

――自炊もされてるんですか?

「2017年からアメリカのノースカロライナでトレーニングする機会があり、その時に自分で作るようになりました。普段はトレーニング場の寮で食事をとっているので、オフの日とかは自分で作ったりします。1人ぶんを作ると食材が余ってしまうので、そういった部分で使い切る大変さはあるのですけど、自分で食べたいものをネットなどで調べたりして、楽しみながらやってます」

――得意料理は?

「ハンバーグはよく作っていました。煮込みハンバーグとかは一気にいっぱい作って、作り置きしていましたね。また、圧力鍋を使い、じゃがいも、にんじん、きのこなども入れて自分なりに栄養を考えて入れて煮込んだりしています」
 
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