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食と体調管理

「泥だらけになっても60歳まで現役を続けたい」戦い続ける野球選手、川﨑宗則の食と栄養へのこだわり

SLUGGER編集部

2021.08.01

今もショートを守るだけの身体能力を維持する秘訣は、徹底した食事による栄養管理にある。写真提供:川﨑宗則事務所

今もショートを守るだけの身体能力を維持する秘訣は、徹底した食事による栄養管理にある。写真提供:川﨑宗則事務所

――高校卒業と同時にプロ入りされましたが、他の選手との体力や身体能力の差というのは感じられましたか?

「かなり感じましたね。18歳の時、僕は身長が177cmくらいで、体重が65kg。細かったですし、体力がなかったので、他の選手についていけなかったことを覚えています。

 しかし、プロでは栄養士さんがついてくれるので、食事がすごく充実していました。僕はプロ入り後6年間寮に入っていて、朝食と夕食は寮で食べていました。二軍にいた時も、昼食は試合前に炭水化物やタンパク質、食物繊維などが取れるように工夫されていて、毎食の食事が充実していたので、プロ野球選手になってから食事がすごく変わって、身体もかなり変わっていきましたね」

――特に凄いと思った選手はいましたか?

「当時凄いなと思ったのが、2004年に三冠王を取る松中(信彦)選手。身体も大きくて打球も飛ばして、足も速くて。『怪物じゃないか』って正直思いました」

――同じ時代には小久保裕紀選手なども在籍されていました。

「小久保選手もすごかったです。特に肩幅がガッシリしていて衝撃だったのを覚えてますね」

――川﨑選手は栄養についてもこだわりがあると伺いましたが、やはり、栄養学や人体のことについてはご自分でも勉強されましたか?

「しました。栄養士の先生といつもコミュニケーションをとったり、食堂に貼り付けられていたいろいろな資料を見て勉強しました。僕だけでなく他の選手もみんなそれぞれで勉強していましたね。

 キャンプのときにミーティングをすることも毎年ありました。必ず栄養士の先生がついてきてくれるので、その先生ともコミュニケーションを取りながら、『こういうものを食べた方がいい』や『夏はこういうものを取った方がいい』というような話をよくしていました」
 

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