――川﨑選手はソフトバンクの他にも、メジャーや台湾も含めさまざまな球団に在籍していますが、他の球団でも食事は充実していましたか?
「僕はメジャーで3球団、マイナーで3球団に所属しましたが、食事のことはどのチームもすごく気にしていました。マイナーリーグはハンバーガー・リーグ(ハンバーガーしか食べられないほど給料が安いという意味)なんて言われますが、毎日がハンバーガーということはないし、僕自身も食事がしっかりとれるようにやっていたので。メジャーも日本も、食事に関しては本当にお金をかけていると思いますね。
メジャーと日本の決定的な差は、日本は試合が終わってからの食事が遅れているということです。たとえば日本では、試合が終わって1時間や2時間後に、自分の家へ帰って食事をとる。試合が終わるのが10時だとすると、食事をとるのは11時半くらいになります。1時間半ほど空いてしまうんですよ。それは遠征しても同じで、例えばソフトバンクが札幌ドームに遠征して、練習が終わってもすぐには食事が取れないんです。ホテルに帰って食事の時間を待っていると、それこそ1~2時間も空いてしまう。でも、実はこれには問題があります。
メジャーでは試合が終わったら、ユニフォームのままですぐに食事が取れるんですよ。ほぼ時間が空かないで栄養補給ができる。それこそ30分も空かないです。これがすごく大事。運動し終わった後に1時間以上も空いて食事をとっても、栄養補給ができないんです。身体が一番熱い状態で栄養を補給しないと、細胞が開いていないので、吸収されにくい。だからこそメジャーの選手は、試合が終わった後、ユニフォームがドロドロのままでも手だけを洗って、みんなでステーキを食べたりする。これは僕もメジャーに行って、初めて気がつきました。
メジャーはどの球場に行っても、ホームチームでもビジターチームでも同じルーティーンなんです。でも、日本では、シーズンは140試合以上ある中で、半分の70試合以上は遠征になりますから、70日以上も栄養補給ができないことになります。対してメジャーリーグは162試合あったら、162日ちゃんと栄養補給ができる。それは大きな差ですよ」
「僕はメジャーで3球団、マイナーで3球団に所属しましたが、食事のことはどのチームもすごく気にしていました。マイナーリーグはハンバーガー・リーグ(ハンバーガーしか食べられないほど給料が安いという意味)なんて言われますが、毎日がハンバーガーということはないし、僕自身も食事がしっかりとれるようにやっていたので。メジャーも日本も、食事に関しては本当にお金をかけていると思いますね。
メジャーと日本の決定的な差は、日本は試合が終わってからの食事が遅れているということです。たとえば日本では、試合が終わって1時間や2時間後に、自分の家へ帰って食事をとる。試合が終わるのが10時だとすると、食事をとるのは11時半くらいになります。1時間半ほど空いてしまうんですよ。それは遠征しても同じで、例えばソフトバンクが札幌ドームに遠征して、練習が終わってもすぐには食事が取れないんです。ホテルに帰って食事の時間を待っていると、それこそ1~2時間も空いてしまう。でも、実はこれには問題があります。
メジャーでは試合が終わったら、ユニフォームのままですぐに食事が取れるんですよ。ほぼ時間が空かないで栄養補給ができる。それこそ30分も空かないです。これがすごく大事。運動し終わった後に1時間以上も空いて食事をとっても、栄養補給ができないんです。身体が一番熱い状態で栄養を補給しないと、細胞が開いていないので、吸収されにくい。だからこそメジャーの選手は、試合が終わった後、ユニフォームがドロドロのままでも手だけを洗って、みんなでステーキを食べたりする。これは僕もメジャーに行って、初めて気がつきました。
メジャーはどの球場に行っても、ホームチームでもビジターチームでも同じルーティーンなんです。でも、日本では、シーズンは140試合以上ある中で、半分の70試合以上は遠征になりますから、70日以上も栄養補給ができないことになります。対してメジャーリーグは162試合あったら、162日ちゃんと栄養補給ができる。それは大きな差ですよ」