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ラグビー

新グラウンドで士気高まる明治大学ラグビー、アメフト部。目指すは全国制覇!

保坂明美

2021.11.08

グラウンドのリニューアルとともに春からフィットネスの強化に力を入れてきた。写真/徳原隆元

グラウンドのリニューアルとともに春からフィットネスの強化に力を入れてきた。写真/徳原隆元

 関東大学対抗戦が9月に始まり、試合を重ねながらチームを作っていくという段階に入った。飯沼主将は「全体的にはまだまだ」と言いつつも、手応えを感じている部分はある。

「フィットネスの強化という部分では春からの練習の成果は出ていると思います。試合を見ていただく方も気にしていただけたらわかると思いますが、前半10分、後半の残り20分を『明治タイム』と名付け、選手同士で言い合ってギアを上げています。GPSをつけてのデータを見てもその結果は良く、走る強度が上がっています」

 昨年の大学選手権、準決勝でスクラムを圧倒的に強化してきた天理大に押され、明治の強みを封じられたことにより、パニックに陥り敗退した。その反省を生かしてのフィットネス強化は「例えばフォワードが押されてもそのぶん走り勝てばいい。どんな状況になっても立ち戻れる自分たちの強みを持てている」(飯沼)と自信を持つ。


「前半10分、後半残り20分の『明治タイム』を見てほしい」と語る飯沼主将。写真/徳原隆元
 また神鳥監督も「連携を強化する時間は十分にあると思います。ハードではありますが、試合をしながら調整とトレーニングを行い、時には選手も必要に応じて入れ替えていきます。1月の選手権準決勝、決勝でチームが一番いい状態でフィールド上にいること」と、最終地点でしっかりチームとして機能することを目指している。

「テクニカルの部分では、アタックが強く、トライが取れるチームなので、ボールを回して空いたスペースを使っていく。フォワードは圧倒的な強さでセットプレーを制圧する。このような持ち味をもっと調整していく必要はあります。また、私はボールを持っていない選手が努力できるチームが最終的に勝利を挙げると思っていますので、ひたむきさとか、ラグビーへの姿勢、人間的な成長というところにもこだわっていきたいところです」

 そして、それを実現するための二つ目の変化が、グラウンドのリニューアルだ。既存の人工芝に新しい人工芝を重ねるオーバーレイ工法を施した2010年より11年ぶりの改修は、一度全ての人工芝を撤去し、新しく作り直すという大規模なものとなった。
 

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