専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
その他

ホープフルSでキラーアビリティが示したメンタルの成長。気性難をのぞかせたコマンドラインは“名匠”の手綱裁きに注目だ

三好達彦

2021.12.31

 2日前の有馬記念(GⅠ)で厩舎の”看板馬”だったクロノジェネシスを繁殖生活へ送り出したばかりの斉藤崇史調教師は、新しい屋台骨となるであろう本馬で2022年のクラシック戦線に臨むことになる。

 東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅡ、東京・芝1800m)を勝った評判馬で、キタサンブラックのファーストクロップであるイクイノックス(牡2歳/美浦・木村哲也厩舎)をはじめ、これから伸びてくる素質馬も含めて、ライバルは少なくないだろうが、皐月賞(GⅠ)と同じ舞台で行なわれる本レースを制したアドバンテージは少なくない。

 2着には入ったものの、キラーアビリティにハッキリと差を付けられたジャスティンパレスと、器用にインコースで立ち回って3着となったラーグルフはさらなる成長待ちというところか。
 
 また、人気を集めながら大敗を喫したコマンドラインは、ゲート内でチャカチャカして出遅れたうえ、クリストフ・ルメール騎手が「3コーナーから4コーナーでペースアップできなかった」と首を捻ったように、気性面の難しさをのぞかせた様子。能力の高さは明らかなだけに、これから“名匠”国枝栄調教師がどのような対策を打ってくるかに注目したい。

 プレビュー記事で”対抗馬”的な存在として取り上げたフィデル(牡2歳/栗東・友道康夫厩舎)は4着に終わった。しかし先行有利な流れのなか、後方11~12番手からじわじわと追い上げた脚には見どころがあった。晩成の傾向があり、距離が延びるごとに力を発揮することが多いハーツクライ産駒だけに、今回だけで見限るのではなく、長い目で追い掛けていきたい馬である。

文●三好達彦

【関連動画】1馬身半差をつけてキラーアビリティが完勝したホープフルSのレース映像
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号