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モータースポーツ

2022年型車「AT03」を角田裕毅は「カッコいい」と好印象!アルファタウリ代表は「強力なものだと願っている」

THE DIGEST編集部

2022.02.16

 一方、チームのフランツ・トスト代表は「F1にとっては全く新しい時代の到来であり、昨季の成功を受けて、今回のパッケージが非常に強力なものであることを願っている」と語った他、2人へのドライバーへの期待も明かしている。

「このラインナップには、とても満足している。ピエールは素晴らしいドライバーであり、我々が良い車を提供すれば、彼はレースに勝って表彰台を獲得できることを示した。ユウキは非常に熟練したドライバーであり、昨季の最後の3レースで、それを垣間見せた。F1という高いレベルでは、ルーキーがすぐに適応するのは簡単ではないが、シーズンの終わりまでに彼はより多くを習得し、良いパフォーマンスを発揮した。アブダビでの4位フィニッシュなど、競争力があると思う。今季は両ドライバーに多くを期待している」

 テクニカル・ディレクターのジョディ・エギントンは、「全くの白紙の状態から始めた」AT03の開発において、「これまでは(姉妹チームである)レッドブルの1年落ちのパーツを使用してきたが、今季からは同じスペックのパーツを使用している」と、昨季までとの違いを挙げているが、英国のモータースポーツ専門メディア『THE RACE』は「レッドブルとのミックスにより、近年の良いフォームを維持できるかが疑わしい」と、これまでの上積みがなくなったとしてネガティブな展望を示している。
 
 トスト代表は、予算上限の引き下げに対して「昨年までに準備を進めてきた規模の大きいチームが有利になる状況は変わらないだろう」と語っており、横一線でのスタートといわれる今季、このファエンツァのチームは大きな試練に立ち向かうことになると見る者は少なくないようだ。

 すでに新車を公開したアストンマーティン、マクラーレン、レッドブルとはまた異なるアプローチで開発されたマシンが、どれほどの競争力を誇るのかは、蓋を開けてみなければ分からないということで、バルセロナとバーレーンで行なわれる合同テスト、そして3月20日のシーズン開幕戦がますます待ち切れない。

構成●THE DIGEST編集部

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