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モータースポーツ

マゼピン、F1からの“追放”は免れるも同僚の叔父は「終わりを意味する」と悲観的。同胞は「不公平」と主張

THE DIGEST編集部

2022.03.03

富豪の父親がスポンサーだったことも、マゼピンの現在の地位を保つ役割を担ってきた。それだけに、さまざまな規制が設けられるようになる現状は彼にとって楽ではない。(C)Getty Images

富豪の父親がスポンサーだったことも、マゼピンの現在の地位を保つ役割を担ってきた。それだけに、さまざまな規制が設けられるようになる現状は彼にとって楽ではない。(C)Getty Images

 ミックの叔父である元F1ドライバーのラルフ・シューマッハーは、「これはニキータの終わりを意味するかもしれない。若いドライバーにはどうすることもできないのが、非常に残念だ」と語り、またマゼピンに代わるドライバーにとっても、開幕までにテストの機会が1回しか残っておらず、困難な状況が待ち受けていると指摘した(モータースポーツ専門メディア『RaceXPress』より)。
 こうしたロシア・モータースポーツ界に対する諸々の処置について、一昨季までアルファタウリでF1に参戦していた同国のドライバー、ダニール・クビアトはSNSで長い声明を投稿し、「国際オリンピック委員会(IOC)を含めた世界のスポーツ団体は、政治の外側に留まるべきだ。ロシアの選手(として)の国際大会への出場が認められないのは、不公平な解決策である」と主張している。

 しかし、F1がロシアを排除する方向に進んでいるのは間違いないようで、すでに9月23~25日にソチで開催予定だったロシア・グランプリはキャンセルが決定。代替都市についても「問題なく選択肢を見つけられるだろう」とF1のCEOであるステーファノ・ドメニカリが語っているように、ポルトガル(すでに交渉中とのこと)、カタール、トルコが候補に挙がっており、史上最多の年間23レースは守られることは確実である。

構成●THE DIGEST編集部


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