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ゴルフ

松山英樹に「マスターズ連覇」の目はあるのか? ケガの状態が心配される今大会での“注目ポイント”を解説

山西英希

2022.04.05

「来週の『マスターズ』に向けてしっかり治療していきます」と気丈なコメントを残していたが、痛みのあるなしに関わらず、不安を抱えたままオーガスタナショナルGCに入ったことは間違いない。

 今年のオーガスタナショナルGCは、11番パー4のティグラウンドを15ヤード、15番パー5のティグラウンドを20ヤード後ろに下げ、総距離7510ヤードとなった。松山の飛距離があれば、それほど問題はないはずだが、優勝した昨年とイメージが変わることがどのように左右するかだろう。

 最終的にはグリーン上での勝負となるだけに、パッティングの精度をどれだけ高めていけるかが好スコアを出せるかどうかのカギを握る。

 また、パー5でどれだけスコアを伸ばせるかにも注目したい。

 昨年は4つあるパー5での4日間通したスコアを見ると、3イーグル、6バーディ、1ボギーとスコアを11も伸ばしている。通算10アンダーだったことを考えれば、どれだけ稼いだかが分かるだろう。ちなみに、唯一のボギーは最終日の15番で2打目を飛ばしすぎてグリーン奥の池に落としてのものだ。

 ゴルフの場合、多少体に不安な部分を抱えていた方がいい結果になることが少なくない。無理をしない分、ショットが安定するからだ。しかし、『マスターズ』という大舞台でそれが通用するかどうかは分からない。連覇を達成してほしい気持ちもあるが、今回は最終日まで無事に完走してくれることを願いたい。

文●山西英希
著者プロフィール/平成元年、出版社に入社し、ゴルフ雑誌編集部所属となる。主にレッスン、観戦記などのトーナメントの取材を担当。2000年に独立し、米PGAツアー、2007年から再び国内男子、女子ツアーを中心に取材する。現在はゴルフ雑誌、ネットを中心に寄稿する。

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