ファイトスタイルはといえば、前に出て殴るというシンプルなもので、足も腕も首もすべてが太く、つけられたキャッチフレーズは“サモアの怪人”に“スーパーサモア人”。そして何よりも明るいキャラクターがファンを魅了。他の選手より頭蓋骨が倍ほども厚いと言われたハントは、野生味とともに親しみやすさがあった。
また、K-1の優勝賞金はすぐに使い果たしてしまったとか、対戦相手を挑発したり、舌戦を展開するようなこともなかった。ハントは細かいことには無頓着だった。ただ、ファイターとしての嗅覚は抜群だった。
2004年からはPRIDEで総合格闘技に挑戦。エメリヤーエンコ・ヒョードルにも果敢に挑んだ。PRIDE活動休止後は、UFCに参戦。常にその時の最大もしくは最高峰の舞台を彼は選び続けた。
自分の腕っぷしひとつでのし上がる――。その姿勢には打算も妥協もない。だからこそハントは誰からも愛された。
文●橋本宗洋
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