皐月賞3着のドウデュース(牡3歳/栗東・友道康夫厩舎)を対抗と見る。
後方から最速の上がりで追い込んだものの3着に終わった皐月賞は、いかにも位置取りが後ろすぎた。レース後、武豊騎手は「もっと前が流れる(速いペースで進む)と思ったんだけれど…」と敗因を語っており、友道調教師も「流れが向かなかったけれど、最後の凄い脚を見ると、この馬がいちばん強い競馬をしたと思っている」と自信を見せている。
放牧には出さず、栗東の自厩舎で調整しながら日本ダービーへ向かうのは、友道調教師が過去2回、2016年のマカヒキ、2018年のワグネリアンと同じ過程。1週前追い切りでしっかり負荷をかけ、最終追い切りを軽めに抑えるという”友道スタイル”の調整は順調に進んでいる。
「特に完成度が高かったマカヒキのダービーと比べると、そこまでは届いていないけれど、5月の遅生まれで、よく”奥手”といわれるハーツクライの仔なのに、この時期によく成長してくれた。ダービーを勝つチャンスは十分にあると思っている」
そう友道調教師は自信をのぞかせ、ダービーの結果次第ではフランスの凱旋門賞(G1、ロンシャン・芝2400メートル)へ向かうというプランを現実のものにしたいと語っている。
手綱をとる武騎手の「6勝目」(自身の持つ最多勝記録の更新)、友道調教師の「3勝目」(現役最多勝記録)というレコードがかかるだけに、陣営の意気上がる一戦だ。ドウデュースは両者に祝いの花束を贈るべく、府中の長い直線を疾走する。
3番手には、皐月賞で3着に粘ったダノンベルーガ(牡3歳/美浦・堀宣行厩舎)を推したい。
昨年の11月に新馬戦(東京・芝2000メートル)を勝つと、ことし1月の共同通信杯(G3、東京・芝1800メートル)で重賞初制覇を遂げる。この馬もイクイノックスと同様に、キャリア3戦目で臨んだのが皐月賞だった。ちなみに、当時はイクイノックスの上をいく2番人気に推されていた。
結果は粘り込んでの4着だったが、1番枠からのスタートとなったため、ずっと馬場が傷んだ内ラチ沿いを走る不利な状況でありながら見せたタフな脚力は高く評価されるべきものである。
ちなみにダノンベルーガは、幼少時に右トモ(後躯)に怪我を負ったため、右回りを苦手にすると言われていた。その状態で右回りの皐月賞で善戦したわけで、ここまで2戦2勝で左回りの東京コースに舞台が変わるのはプラス材料と言えるだろう。
追い切りでも絶好の動きを見せ、厳しい見方をする堀調教師をして「仕上がりとしては、皐月賞の前よりも一段階いい仕上がりで出られるのかなと感じている」と言わしめただけに、状態に関しては不安を持つ必要はないだろう。
本馬もドウデュースと同じハーツクライ産駒で、距離が伸びれば、持ち前の粘りある走りがより活きるのではないか。
後方から最速の上がりで追い込んだものの3着に終わった皐月賞は、いかにも位置取りが後ろすぎた。レース後、武豊騎手は「もっと前が流れる(速いペースで進む)と思ったんだけれど…」と敗因を語っており、友道調教師も「流れが向かなかったけれど、最後の凄い脚を見ると、この馬がいちばん強い競馬をしたと思っている」と自信を見せている。
放牧には出さず、栗東の自厩舎で調整しながら日本ダービーへ向かうのは、友道調教師が過去2回、2016年のマカヒキ、2018年のワグネリアンと同じ過程。1週前追い切りでしっかり負荷をかけ、最終追い切りを軽めに抑えるという”友道スタイル”の調整は順調に進んでいる。
「特に完成度が高かったマカヒキのダービーと比べると、そこまでは届いていないけれど、5月の遅生まれで、よく”奥手”といわれるハーツクライの仔なのに、この時期によく成長してくれた。ダービーを勝つチャンスは十分にあると思っている」
そう友道調教師は自信をのぞかせ、ダービーの結果次第ではフランスの凱旋門賞(G1、ロンシャン・芝2400メートル)へ向かうというプランを現実のものにしたいと語っている。
手綱をとる武騎手の「6勝目」(自身の持つ最多勝記録の更新)、友道調教師の「3勝目」(現役最多勝記録)というレコードがかかるだけに、陣営の意気上がる一戦だ。ドウデュースは両者に祝いの花束を贈るべく、府中の長い直線を疾走する。
3番手には、皐月賞で3着に粘ったダノンベルーガ(牡3歳/美浦・堀宣行厩舎)を推したい。
昨年の11月に新馬戦(東京・芝2000メートル)を勝つと、ことし1月の共同通信杯(G3、東京・芝1800メートル)で重賞初制覇を遂げる。この馬もイクイノックスと同様に、キャリア3戦目で臨んだのが皐月賞だった。ちなみに、当時はイクイノックスの上をいく2番人気に推されていた。
結果は粘り込んでの4着だったが、1番枠からのスタートとなったため、ずっと馬場が傷んだ内ラチ沿いを走る不利な状況でありながら見せたタフな脚力は高く評価されるべきものである。
ちなみにダノンベルーガは、幼少時に右トモ(後躯)に怪我を負ったため、右回りを苦手にすると言われていた。その状態で右回りの皐月賞で善戦したわけで、ここまで2戦2勝で左回りの東京コースに舞台が変わるのはプラス材料と言えるだろう。
追い切りでも絶好の動きを見せ、厳しい見方をする堀調教師をして「仕上がりとしては、皐月賞の前よりも一段階いい仕上がりで出られるのかなと感じている」と言わしめただけに、状態に関しては不安を持つ必要はないだろう。
本馬もドウデュースと同じハーツクライ産駒で、距離が伸びれば、持ち前の粘りある走りがより活きるのではないか。