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バレーボール

「唖然としている」コロナ対策の不備でドイツ選手がFIVBに抗議。7月3日から大阪大会がスタート【ネーションズリーグ】

THE DIGEST編集部

2022.06.30

 FIVBは公式HP上でドイツの不戦敗を伝えると同時に、「中国代表は、現地管轄機関の規定を順守し出場に必要な条件はすべてクリアしていた」と伝えるにとどまっている。

 米国紙『The Washington Post』や大手スポーツ専門局『ESPN』をはじめ、各国メディアがこれを報道。しかし、「5日間の隔離のみで出場可能だった」「試合当日が隔離終了と重なったため、PCR検査を実施したが、開始時間に判定結果が間に合わなかった」など、情報が錯綜しており詳細は不明のままだ。

 男子の第3週は7月3日から日本・大阪でスタート。3年ぶり且つ今年唯一の国内開催となるバレーボール国際大会が、現地の万全な対策とサポートの下で無事に成功することを祈りたい。
 
 男子の第1週ブラジルラウンド開幕直前に高橋健太郎が陽性となり全4試合を欠場した日本代表。第2週にためフィリピン入り後にも選手6名とスタッフ4名が陽性診断を受けたが、ラウンド初日まで時間があったことで回復した選手と追加派遣で無事に全4試合を戦い終えた。今大会ではほかにも、監督が第1週開催中に罹患したイタリア代表は、代わって最終戦の指揮を執ったアシスタントコーチも後に陽性。第2週は別のスタッフが代理監督を務めたが、招集予定のメンバーから陽性者が出て選手変更を余儀なくされた。

 女子でも第1週トルコラウンドで好調だったタイ代表が、第2週フィリピンラウンドでカナダとの初戦前後に計8選手が陽性となったため、急きょ中1日で交代選手を派遣してなんとか大会を続行。イタリア代表も陽性となった1選手が第2週を欠場した。

 バレーボール以外のスポーツ界も今なお新型コロナウィルスに翻弄され続けている。ハンガリー・ブダペストで開催中の世界水泳では、水球競技でカナダ代表3選手が陽性となり試合が中止。今週開幕を迎えたばかりのテニス4大大会、ウィンブルドン選手権では、昨年で準優勝を飾ったマテオ・ベレッティーニ(イタリア)が初戦直前に陽性が判明して大会を棄権。2014年全米オープンで錦織圭を退け優勝を果たしたマリン・チリッチ(クロアチア)も感染を報告して出場を辞退している。

構成●THE DIGEST編集部

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