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ゴルフ

腰痛、左手首痛…怪我に苦しむ稲見萌寧。ハンデを負うも年間女王ランク3位につける強さの秘密を探る

山西英希

2022.09.02

 とはいえ、それでもメルセデスランキングで上位にいるのは、棄権が2試合あるものの、全25試合にエントリーし、トップテン回数が15試合(1位)と安定しているからだ。確実にポイントを稼いできたことが結果として表われている。ただ、それも昨シーズン9勝を挙げて賞金女王に輝き、東京五輪でも銀メダルを獲得するなど、いろんな経験をしてきたことで、ゴルフ自体が確実に上手くなっていることに起因する。

『ニトリレディス』の最終日も、後半のハーフに入って4人がトップに並ぶ混戦だったが、他の3人がスコアを落としていくなか、稲見はしっかりとパーセーブを続け、1打も伸ばすことなく優勝カップを手にした。難ホールをパーセーブできる高い技術があってのことだが、改めて試合巧者を印象づけた。
 
 今後は『日本女子プロゴルフ選手権』や『日本女子オープンゴルフ選手権』、『JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』など、ポイントの高い試合が残っており、メルセデスランキングの争いもどうなるか分からない状況だ。しかし、『ニトリレディス』で難コースを制して得た自信は大きく、さらに体の故障をカバーする高いショット力とマネジメント力があれば、稲見が同ランキングで1位に躍り出るのも時間の問題ではないか。

 心配なのは無理をしての故障だが、本人も体のケアを念入りに行なったり、痛みを感じたら棄権するなど、ケガに対してはかなり慎重になっているだけに、このまま無事にシーズンを終える可能性は高いだろう。

文●山西英希 
著者プロフィール/平成元年、出版社に入社し、ゴルフ雑誌編集部所属となる。主にレッスン、観戦記などのトーナメントの取材を担当。2000年に独立し、米PGAツアー、07年から再び国内男子、女子ツアーを中心に取材する。現在はゴルフ雑誌、ネットを中心に寄稿する。

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