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マラソン・駅伝

【箱根駅伝予選会】東海大、早大、明大…混戦模様の“立川決戦”!駅伝ライターが「通過10校」をリアル予想

酒井政人

2022.10.14

 順当なら残りは4校。ここからは大混戦で、日体大、国士舘大、山梨学院大、駿河台大、専修大、拓殖大、筑波大、上武大、城西大、立教大、東京農業大、慶應大、日本大などが僅差の戦いを繰り広げるはずだ。

 このなかで4校を挙げるとすれば、日体大、国士大、山梨学大、城西大ではないだろうか。前回は難なく3位通過した日体大はエース藤本珠輝(4年)が登録メンバーから外れたが、10000m平均タイム6位の総合力がある。伝統の力で苦境を乗り切り、初出場から継続している連続出場を「75」に伸ばしたい。

 国士大は激動の予選会を6年連続で突破中。主力選手の漏れは少なく、仕上がりも順調な印象だ。山梨学大は10000m平均タイムで7位。留学生が2人いるため、調子の良いほうを起用できる。城西大は全日本選考会で次点の8位。ヴィクター・キムタイ(1年)の加入が大きい。
 
 一昨年、昨年は新型コロナウイルス感染防止対策として陸上自衛隊立川駐屯地内の滑走路を周回する公認コースで行なわれていたが、今年は3年ぶりに従来のコースに戻る。終盤7kmは国営昭和記念公園内の起伏があるコースを走るため、レースの組み立て方が少し変わってくるはずだ。

 2年連続通過中の専大、前回初出場を決めた駿河台大はどんなコース対応を見せるのか。名門・日大は全日本選考会を7位通過したが、小川聡監督が8月に定年退職。前回はチームワーストの21位に沈み、今回はエース格の松岡竜矢(4年)がエントリーから外れている。

 予選会は日本テレビが9時25分から生中継する(スタートは9時35分)。筆者は20年以上、箱根駅伝の取材をしてきたが、予選突破の「10校」すべて的中させるのは非常に難しい。例年は2~3校を外している。今回はどんな“サプライズ”が待っているのだろうか。

文●酒井政人

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