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モータースポーツ

「生ける伝説」から「トップガン」まで――MotoGPの新旧・男前ライダー10名を紹介!

甘利隆

2019.12.12

ピアッジ(左上)、ビニャーレス(左下)、ヘイデン(右上)、クラッチロー(右下)(C)Getty Images

ピアッジ(左上)、ビニャーレス(左下)、ヘイデン(右上)、クラッチロー(右下)(C)Getty Images

■マックス・ビアッジ

 出身地や俳優のロバート・ダウニー・Jrを思わせるダンディーな姿から『ローマ皇帝』『イル・コルサーロ(海賊)』の異名を持つWGP250ccクラスの4年連続チャンピオン。MotoGPクラス時代は同じイタリア人のロッシと毎年激しいタイトル争いを繰り広げ、殴り合いに発展することも…。スーパーモデルのナオミ・キャンベルとも浮き名を流した。一回引退したあと、スーパーバイク世界選手権に復帰。WGP250cc時代の古巣であるアプリリアで2度タイトルを獲得した。2020年は自らオーナーを務めるMoto3クラス『マックス レーシング チーム』がハスクバーナ・モーターサイクルズから公式サポートを受けることが発表された。

■マーベリック・ビニャーレス

 ファーストネームの“マーベリック”は父親が大ファンの映画『TOP GUN』の主人公から取られたといわれ、ステルス戦闘機をイメージしたデザインのヘルメットを被るスパニッシュ。お騒がせセレブ、パリス・ヒルトンが支援するブルセンス・バイ・パリス・ヒルトン・レーシングからロードレース世界選手権125ccクラスにデビュー。Moto3クラス王者、Moto2クラス新人王を経て、2015年、チーム スズキ エクスターからMotoGPクラスへ昇格。2017年にヤマハへと移籍、2019年は2勝を挙げ、ランキング3位。2019年シーズン直後にバレンシアとヘレスで行なわれたテストでは、いずれも総合TOPタイムを記録。2020年こそ真の“TOP GUN”になり得るか?
 
■ニッキー・ヘイデン

 “69”のゼッケンと笑顔がトレードマークの“ケンタッキー・キッド”。ちなみに“69”はもし転倒してマシンが逆さになっても数字が読めるようにと父がレースで使っていたのが由来といわれる。AMAスーパーバイク選手権を史上最年少で制し、ホンダとヤマハとの熾烈な争奪戦の末、レプソル・ホンダ・チームへと加入。2006年にMotoGPクラスでチャンピオンを獲得した。スーパーバイク世界選手権で活躍していた2017年、自転車トレーニング中の事故が原因で夭折。MotoGPクラスで“69”は永久欠番となっている。

■カル・クラッチロー

 いわゆるイケメンとは違う強面の風貌ながらそのワイルドさと闘志あふれるライディングスタイルから女性ファンも多い。イギリス人特有の皮肉なのか、ひと言多い性格で物議を醸すこともあるが、どこかユーモアにあふれていて憎めない。ルーシー夫人と娘のウィローちゃんをこよなく愛する家族想いでもある。LCRホンダからMotoGPに参戦。最高峰クラスで奮闘している。見た目に似合って(?)バナナが好物。
 

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