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「ガッカリだ」角田裕毅、ハンガリーGP予選Q1敗退で失望感が露に!専門メディアは新同僚リカルドとの力関係には「時期尚早」と強調

THE DIGEST編集部

2023.07.23

 車両パフォーマンスのチーフエンジニアであるクラウディオ・バレストリは、「Q1ではハードタイヤで競争力のあるラップタイムを記録することができたが、残念なことにユウキはQ1での最後のアタックでペースを上げるのに苦しみ、ダニエルはQ2に進出できた。その一方で、今日はQ3に進めるだけの十分な速さはなかった」と振り返っている。

 各国専門メディアの報道を見ると、やはりチーム内対決に注目したものが多く見受けられる。

 フランスのモータースポーツ専門サイト『Motorsport.NEXTGEN-AUTO.com』は「新同僚リカルドがアルファタウリでの最初の予選でツノダを破った。オーストラリア人ドライバーは、Q2進出で13番手まで浮上することができた」と評す一方、角田に対しては「17番手止まりで、言葉を失った。自身の将来のためには、リカルドに対する敗北が今後あまり繰り返されるべきではないことを認識しているだろう」と辛口で綴っている。

 イギリスのモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、「リカルドのF1復帰はすでに成功」と題した記事で、「Q2進出、予選13位、そしてチームメイトのツノダを破ったことは、アルファタウリでの初めての土曜日を過ごしたリカルドにとって、満足のいくものとなったに違いない」と報じ、以下のように指摘した。
 
「これまでのところ良い方向に進んでいるが、現時点でリカルドがツノダと並んで真の戦力となったと言うのは時期尚早だ。それを判断するには、数レースを戦う必要があるだろう。しかし、彼は早い段階でAT04との良好な関係を築いた。そしてこれはすでに、F1で最後に見た(昨季のマクラーレンでの)リカルドとは、明らかに異なるバージョンである」

 そして、スポーツ専門チャンネル『FOX SPORTS』のオーストラリア版も自国ドライバーの復帰戦を大きく報じているが、そのなかで「今のところ、僕の基準はユウキだ。外から見ていても、彼は良い基準になると思う。ユウキは今季だけでなく、昨季の後半にはピエール・ガスリーに対してより競争力を持ち始めていた。彼の前にいようが、後ろにいようが、そこにいるだけで自分にとってはプラスになる」と彼のコメントを紹介している。

 ハンガリーの地でも、厳しい結果となった角田。日本人ドライバーのより一層の奮起が求められる。

構成●THE DIGEST編集部

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