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バレーボール

エース石川祐希の躍動に現地解説は感嘆! 敵将は悔しさ露わ… チーム最多得点の活躍もミラノは4強入りへ崖っぷち

THE DIGEST編集部

2024.03.18

 第2セット、中盤まで続いた接戦をピアチェンツァがロマノのエース1本を含む3連続ブレークで抜け出す。しかし、すぐさま石川がサーブで抗戦し、3連続ブレークを返して逃げ切りを許さず。2点ビハインドで迎えた終盤、ミラノの猛反撃を先導したのも石川だった。バックアタックとブロックによる連続得点で21-21。さらに悪球を果敢に打ち切りと、対応を迫られ精度を欠いた相手の攻撃をヴィテッリが狙いすましたブロックで阻止。そして、石川に替わってコートインした主将のMBマッテオ・ピアノ(イタリア)がライトからの一打で引き寄せたセットポイントを、ポッロのエースで仕留めて試合を振り出しへ戻した。
 
 勢いを維持したミラノは、第3セットを序盤からリード。中盤には、石川とロセルのサーブで5点差をつける。さらに終盤、再び石川のサーブがピアチェンツァに襲い掛かり、4連続ブレークでセットポイント。8点差でセット連取に成功した。

 第4セットは競り合いのまま終盤へ突入。相手のアタックミスでリードを1点とした直後に石川が2枚ブロックの間を抜く豪快弾で2点差とすると、後がないピアチェンツァはすかさずタイムアウト。それを意に介さず、背番号14はスペースを見極めた技ありの打球で得点を重ねる。2点差でマッチポイントを握り、勝利に王手をかけたミラノだったが、MBシモンの連続ブロックで巻き返しを許して大激戦へ。最後は相手MBカネスキの連打を浴びて勝負は最終セットへともつれ込んだ。

 第5セットの序盤、ミラノはリードを2点へ広げるチャンスに、後衛のポッロがネット前でジャンプせず両手に相手の打球を当てて返球すると、審判がファウルをコール。ロベルト・ピアッツァ監督や選手が猛抗議するも判定は覆らず。それでも1点のリードを維持したミラノだったが、ルカレッリのサーブでレセプションに苦しみ、攻撃でもミスが出て3点のビハインドを負う。ヴィテッリのエースに続き、石川がネット際の好判断で11-11としてチームを鼓舞するが、ロマノに2連続でエースを決められ再び後退。最後はポッロのサーブがネットを越えず、惜敗でピアチェンツァに2勝目を譲り渡した。
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