対抗に挙げたいのは、皐月賞で3着したマスカレードボール。2015年のダービーを制したドゥラメンテのラストクロップだ。
本馬を高く評価するのもクロワデュノールと同様に、東京で2戦2勝というコース実績があるがゆえである。昨年10月のアイビーステークス(L、芝1800m)は2番手からの抜け出しで快勝。今年2月の共同通信杯(GⅢ、芝1800m)でも3番手からの差し切りで重賞初勝利を挙げている。
本馬は東京とそれ以外の競馬場でレース運びか極端に違うことが知られており、新潟での新馬戦(芝1600m)は10番手からの追走、中山でのホープフルステークス(GⅠ、芝2000m)では後方14番手からの競馬で伸びを欠き11着。皐月賞でも最終コーナーは13番手で回っている。
杉山調教師が共同記者会見で語ったことによると、これは右回り・左回りの違いではなく、「非常に飛びが大きく、調教でもコーナリングが器用ではないところがあるので、大箱の広いコースが向いている。東京コースがより良いのは間違いありません」としている。キングカメハメハ系ゆえにパワーが要求される馬場もこなせるはずで、得意のコースに戻っての期待値はいやが上にも高まる。鞍上は2走前の共同通信杯(GⅢ)を制した際の坂井瑠星騎手に戻るのもプラス材料だ。
3番手に挙げるのは、今年のダービーで馬券的な鍵を握ると思われるエピファネイア産駒のジョバンニだ。本馬の強みは、いわゆる相手なりに走る適応能力の高さである。新馬戦と若葉ステークス(L)の2勝のみだが、京都2歳ステークス(GⅢ)でエリキング(牡3歳/栗東・中内田充正厩舎)の2着、ホープフルステークス(GⅠ)でクロワデュノールの2着に入っており、皐月賞での4着も2着とは0秒1差の接戦に持ち込んでいて、とにかく大崩れがない。
そして、血統的に道悪を苦にするとは考えにくい。勝ち身に遅いため馬券アタマまでは考えづらいが、さほど人気にならないだろうから、連勝系馬券の軸に一考すべきと考える。
本馬を高く評価するのもクロワデュノールと同様に、東京で2戦2勝というコース実績があるがゆえである。昨年10月のアイビーステークス(L、芝1800m)は2番手からの抜け出しで快勝。今年2月の共同通信杯(GⅢ、芝1800m)でも3番手からの差し切りで重賞初勝利を挙げている。
本馬は東京とそれ以外の競馬場でレース運びか極端に違うことが知られており、新潟での新馬戦(芝1600m)は10番手からの追走、中山でのホープフルステークス(GⅠ、芝2000m)では後方14番手からの競馬で伸びを欠き11着。皐月賞でも最終コーナーは13番手で回っている。
杉山調教師が共同記者会見で語ったことによると、これは右回り・左回りの違いではなく、「非常に飛びが大きく、調教でもコーナリングが器用ではないところがあるので、大箱の広いコースが向いている。東京コースがより良いのは間違いありません」としている。キングカメハメハ系ゆえにパワーが要求される馬場もこなせるはずで、得意のコースに戻っての期待値はいやが上にも高まる。鞍上は2走前の共同通信杯(GⅢ)を制した際の坂井瑠星騎手に戻るのもプラス材料だ。
3番手に挙げるのは、今年のダービーで馬券的な鍵を握ると思われるエピファネイア産駒のジョバンニだ。本馬の強みは、いわゆる相手なりに走る適応能力の高さである。新馬戦と若葉ステークス(L)の2勝のみだが、京都2歳ステークス(GⅢ)でエリキング(牡3歳/栗東・中内田充正厩舎)の2着、ホープフルステークス(GⅠ)でクロワデュノールの2着に入っており、皐月賞での4着も2着とは0秒1差の接戦に持ち込んでいて、とにかく大崩れがない。
そして、血統的に道悪を苦にするとは考えにくい。勝ち身に遅いため馬券アタマまでは考えづらいが、さほど人気にならないだろうから、連勝系馬券の軸に一考すべきと考える。
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