約4か月の休養を経て、アパパネが三冠奪取に始動したのはトライアルレースのローズステークス(GⅡ、阪神・芝1800m)からだった。例によって9月の初頭に栗東に入り、当地で仕上げられてレースに臨んだが、道中で折り合いを欠いたこともあり、いったん先頭に立ったものの、終いの脚を欠いて0秒2差の4着に敗れた。
しかし、ローズステークスをひと叩きされたアパパネは予定通りに調子を上げ、来る秋華賞(GⅠ、京都・芝2000m)は完調で迎えることができた。
好スタートを切ったアパパネは中団の後ろ目、11~12番手付近に位置をとってじっくりとレースを進めた。自ら動いていったのは第3コーナー付近。馬群の外からじわじわとポジションを押し上げ、最終コーナーを8番手で回った。
そして直線。大外へ進路を取ったアパパネがラストスパートに入ると内にいる馬たちを次々と飲み込んで、残り100m付近で先頭に躍り出ると、猛追してきたアニメイトバイオを3/4馬身差で抑え込んで優勝。鞍上の蛯名が左手を突き上げ、満場のファンに牝馬三冠制覇を力強くアピールした。
三冠のどれもが僅差の勝利であったが、そうした際どい勝負をしっかりと勝ち切るところがアパパネの真骨頂であった。
その後、エリザベス女王杯(GⅠ、京都・芝2200m)を3着としたアパパネは、当年度のJRA賞で最優秀3歳牝馬を受賞。そして4歳となる翌春はマイル路線へと舵を切る。
2011年の初戦に選んだのはマイラーズカップ(GⅡ、阪神・芝1600m)。スローペースで前残りのレースとなったこの1戦を追い込んで4着としたアパパネは、一番の目標であるヴィクトリアマイル(GⅠ、東京・芝1600m)へと向かう。
ここにはひとつ年上の強豪が待ち受けていた。2009年の牝馬クラシック二冠を制し、前年のヴィクトリアマイル、秋の天皇賞(GⅠ、東京・芝2000m)を制した女傑ブエナビスタである。単勝オッズはブエナビスタが1.5倍、アパパネが4,1倍と、ファンの見立てではブエナビスタが上だった。
しかし、ローズステークスをひと叩きされたアパパネは予定通りに調子を上げ、来る秋華賞(GⅠ、京都・芝2000m)は完調で迎えることができた。
好スタートを切ったアパパネは中団の後ろ目、11~12番手付近に位置をとってじっくりとレースを進めた。自ら動いていったのは第3コーナー付近。馬群の外からじわじわとポジションを押し上げ、最終コーナーを8番手で回った。
そして直線。大外へ進路を取ったアパパネがラストスパートに入ると内にいる馬たちを次々と飲み込んで、残り100m付近で先頭に躍り出ると、猛追してきたアニメイトバイオを3/4馬身差で抑え込んで優勝。鞍上の蛯名が左手を突き上げ、満場のファンに牝馬三冠制覇を力強くアピールした。
三冠のどれもが僅差の勝利であったが、そうした際どい勝負をしっかりと勝ち切るところがアパパネの真骨頂であった。
その後、エリザベス女王杯(GⅠ、京都・芝2200m)を3着としたアパパネは、当年度のJRA賞で最優秀3歳牝馬を受賞。そして4歳となる翌春はマイル路線へと舵を切る。
2011年の初戦に選んだのはマイラーズカップ(GⅡ、阪神・芝1600m)。スローペースで前残りのレースとなったこの1戦を追い込んで4着としたアパパネは、一番の目標であるヴィクトリアマイル(GⅠ、東京・芝1600m)へと向かう。
ここにはひとつ年上の強豪が待ち受けていた。2009年の牝馬クラシック二冠を制し、前年のヴィクトリアマイル、秋の天皇賞(GⅠ、東京・芝2000m)を制した女傑ブエナビスタである。単勝オッズはブエナビスタが1.5倍、アパパネが4,1倍と、ファンの見立てではブエナビスタが上だった。
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