専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
食と体調管理

富樫勇樹が語る“昔はひどかった食事情”と“選手としての信念”「年齢を重ねても、自分のプレースタイルは貫いていきたい」

萩原誠(ダンクシュート編集部)

2020.10.05

高校でアメリカに渡り、一時帰国後、2014年に再び渡米。NBAのサマーリーグ、Dリーグ(現Gリーグ)で腕を磨いた。(C)Getty Images

高校でアメリカに渡り、一時帰国後、2014年に再び渡米。NBAのサマーリーグ、Dリーグ(現Gリーグ)で腕を磨いた。(C)Getty Images

――競技に関することも聞いていきたいのですが、まず富樫選手がプロになるのを意識したのはいつ頃ですか?

ちょっと嫌みな言い方になりますけど、中学生とか高校でアメリカに行く頃には、当時はまだプロではなかったですが日本のトップリーグには入れるものだと思っていました。そしてアメリカの高校に行ったことをきっかけに、もちろんNBAが最高峰のリーグであることは分かった上で、可能であれば海外でプレーできたらなという思いは持っていましたね。

――アメリカに行って、富樫選手の中で特に驚いたことや新たな発見などはありましたか?

驚いたことか~…。正直、けっこう(苦労することを)想像して行った部分があって、それを超えることはそんなになかったかなと。例えばバスケットのレベルでもそうですけど、試合なんて出られないと思っていましたし、いろいろな部分で自分が思いすぎていた部分もあり、びっくりしたというのはあまりないですね。

――そんななかで実際にコートに立って、十分やれると手応えを感じた部分もあったのでは?

そこはちょっと自信を持って言えないところですね。特に高校時代はあまり納得のいくものではなかったし、通用したと胸を張って言えるほど活躍はできなかったと思うので。でもそのなかでも今振り返ると、バスケ選手としてもそうですけど、いろいろな面で成長できた3年間ではあったなと思います。

――現在27歳ですが、年齢を重ねていくなかで、バスケに対する思いやプレーへの変化はありますか?

逆に歳を取ったからといって、今まで自分が追い求めてきたもの、自分のプレースタイルを変えたくないなという思いはあります。いつまでもこのプレースタイルでやっていけるような選手でいたいなという気持ちは、年々強くなっているかもしれないですね。

いろいろな経験を積んで、ベテランらしいというか、チームにとっていいことっていう部分も分かってきた気はするんですけど、それでもやっぱり1人のバスケ選手である以上、自分のプレースタイルというのは今後も貫いていきたいという気持ちはあります。
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号