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食と体調管理

『僕はおそらく他の人より練習量が少ない』と自分のペースを貫く理由。パルクールアスリート朝倉聖のトレーニング法とコンディショニング

THE DIGEST編集部

2021.07.01

身体ひとつで勝負する競技だからこそ「身体に負荷をかけ過ぎない」。 写真:田中研二

身体ひとつで勝負する競技だからこそ「身体に負荷をかけ過ぎない」。 写真:田中研二

――アスリートになって、身体のコンディション維持のために意識していることは?

「身体に負荷をかけ過ぎないことですね。僕はおそらく他の人よりも練習量が少ないと思います。一時期はかなりの練習漬けだったのですが、気が乗らない時、体調がだるいなと思ったら練習をしないようにしています。ケガにもつながりますし、無理をすることでストレスがかかってしまうと思うので、そういう時はきちんと休んで、調子が良い時に、しっかりやることを心がけています。また、調子を整えるためにも、自分の身体に意識を向けたり、食事の内容を意識したりしていますね」

――ヴィーガンとお聞きしたのですが?

「ヴィーガンといっても、かっちりとしたものではなくて、自分の場合は8割9割くらいです。ストレスを溜めたくないので、誰かと食事に出かける時などは、汁物をOKとか、たまにお肉も食べたりしています」

――どのような効果を感じてらっしゃいますか?

「動物性のものを食べると頭がボーとすると言いますか、モヤがかかっているというか。しばらくやめた後に動物性のものを食べると、とくに実感しますね。続ける中で体調の良さを実感したり、成績にもつながったりして、いまも続けています。

 変わっていると思わるかもしれませんが、僕は運とか自然の力とか、見えない力もあると信じています。そういうものを感じてパフォーマンスをしたい。そのためには、五感が鈍い状態ではダメ。少しの判断ミスが、大きなケガにつながってしまうので、危険を感じるセンサーが敏感でなければなりません。ですから、食生活は大切なんです」

――その中で、いま積極的に取り入れているものはありますか?

「最近ちょっとハマっているのは、スムージーですね。バナナとアボガド、豆乳に合わせています。アボガドが大好きです。それから納豆ですかね」

――納豆をスムージーにするのですか?

「いえ、納豆は普通に(笑)。それから、きのこも意識して食べるようにしています。汁物や炒めものが多いですね。食感も好きです」
 

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