◆早稲田大「経験力」
早稲田大に関していえば、4年生が高校時代からトップレベルで経験を重ねている選手が多く、大一番で力を発揮するかもしれない。
高校時代は世代トップ、今回は2区を希望している中谷雄飛、駅伝の経験が豊富な太田直希、ケガで戦線を離脱していた主将の千明龍之佑(いずれも4年)が戻ってくれば、陣容は整う。
3年生の井川龍人も高校時代はこの世代のトップ選手で、中谷、太田、井川といった面々が1区から4区までをうまくつなぎ、先頭が見える位置でレースを進められればチャンスは膨らんでくる。
ただ、問題はここ数年、早稲田の課題は山上りの5区でブレーキが発生していることだ。よって、5区の経験値を高めることができていない。4年生の経験を総合優勝に結びつけるには、山上りの人材が必要だ。
自らも5区の経験を持つ相楽豊監督は、どんな手を打ってくるだろうか?
――◆――◆――
というわけで、5校に注目してみたが、前回の創価大のように思いもよらぬ展開からチャンスを掴むチームがあるかもしれない。
98回目を迎える箱根駅伝、各校がそれぞれの「力」を発揮する好レースを期待したい。
文●生島淳
早稲田大に関していえば、4年生が高校時代からトップレベルで経験を重ねている選手が多く、大一番で力を発揮するかもしれない。
高校時代は世代トップ、今回は2区を希望している中谷雄飛、駅伝の経験が豊富な太田直希、ケガで戦線を離脱していた主将の千明龍之佑(いずれも4年)が戻ってくれば、陣容は整う。
3年生の井川龍人も高校時代はこの世代のトップ選手で、中谷、太田、井川といった面々が1区から4区までをうまくつなぎ、先頭が見える位置でレースを進められればチャンスは膨らんでくる。
ただ、問題はここ数年、早稲田の課題は山上りの5区でブレーキが発生していることだ。よって、5区の経験値を高めることができていない。4年生の経験を総合優勝に結びつけるには、山上りの人材が必要だ。
自らも5区の経験を持つ相楽豊監督は、どんな手を打ってくるだろうか?
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というわけで、5校に注目してみたが、前回の創価大のように思いもよらぬ展開からチャンスを掴むチームがあるかもしれない。
98回目を迎える箱根駅伝、各校がそれぞれの「力」を発揮する好レースを期待したい。
文●生島淳