迎えた天皇賞・春。人気はサクラローレル、マヤノトップガン、そしてめきめきと力を付けてきたマーベラスサンデーの順となり、“三強対決”という図式でレースは始まった。
ゲートが開くと、サクラローレルは中団の8番手を進み、マーベラスサンデーはその直後の10番手付近をキープ。対するマヤノトップガンは、スタート直後は掛かり気味になって3~4番手まで上がろうとしたが、田原がインコースへ導いて前に他馬をおくと落ち着きを取り戻して11~12番手あたりを折り合って進んだ。前走で試した後方待機から終い勝負の手に出た。
動きが出たのは2周目の向正面。サクラローレルがこらえきれない様子で外から位置を上げていくと、その後ろからマーベラスサンデーも連れて上がっていく。しかしマヤノトップガンは急がず騒がず、内ラチ沿いで息を潜めて逆転のスイッチを入れる瞬間を待っていた。
そして迎えた直線。バテた逃げ・先行馬を交わしてサクラローレルとマーベラスサンデーが抜け出して激しい競り合いを繰り広げる。この2頭の競馬になるのか、と多くのファンは思った。
しかし、4コーナーの手前から馬群の外へ持ち出したマヤノトップガンがいよいよ進撃を開始。すると、これまでとはまったく違った末脚の爆発力を発揮し、前の2頭まで7~8馬身差はあったであろう差をあっという間に詰め、勢いの違いでサクラローレルとマーベラスサンデーを悠々と差し切った。走破タイムの3分14秒4は、従来の記録を一気に2秒7も更新する大レコード。前年のリベンジを果たすとともに、自身4つ目のGⅠタイトルを獲得した。
ゲートが開くと、サクラローレルは中団の8番手を進み、マーベラスサンデーはその直後の10番手付近をキープ。対するマヤノトップガンは、スタート直後は掛かり気味になって3~4番手まで上がろうとしたが、田原がインコースへ導いて前に他馬をおくと落ち着きを取り戻して11~12番手あたりを折り合って進んだ。前走で試した後方待機から終い勝負の手に出た。
動きが出たのは2周目の向正面。サクラローレルがこらえきれない様子で外から位置を上げていくと、その後ろからマーベラスサンデーも連れて上がっていく。しかしマヤノトップガンは急がず騒がず、内ラチ沿いで息を潜めて逆転のスイッチを入れる瞬間を待っていた。
そして迎えた直線。バテた逃げ・先行馬を交わしてサクラローレルとマーベラスサンデーが抜け出して激しい競り合いを繰り広げる。この2頭の競馬になるのか、と多くのファンは思った。
しかし、4コーナーの手前から馬群の外へ持ち出したマヤノトップガンがいよいよ進撃を開始。すると、これまでとはまったく違った末脚の爆発力を発揮し、前の2頭まで7~8馬身差はあったであろう差をあっという間に詰め、勢いの違いでサクラローレルとマーベラスサンデーを悠々と差し切った。走破タイムの3分14秒4は、従来の記録を一気に2秒7も更新する大レコード。前年のリベンジを果たすとともに、自身4つ目のGⅠタイトルを獲得した。