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【天皇賞(秋)】イクイノックスが驚異的なポテンシャルを発揮! 敗れるも名勝負を演出したパンサラッサ陣営に最大限の称賛を

THE DIGEST編集部

2022.11.01

 間近で見たイクイノックスはひと夏を越して見事に成長したところを見せた。ひと回りスケールアップした馬体はシャープさを増しm、個人的には、彼の皮膚の薄さや陽の光に照らされて輝く毛艶は思わず魅入られしまうほどだった。

 そして、なんと言ってもことしの天皇賞(秋)を、大逃げを謳って歴史的名勝負の位置にまで押し上げた立役者として、さすがは海外GⅠホースだと、パンサラッサには最大限の称賛を贈りたい。
 
 冒頭に矢作調教師のコメントを挙げたが、これはファンを喜ばせるために打った手ではあった。そかしそれだけではなく、「レース後に漏らした」という言葉、「前半を56秒台で行って、後半を59秒台で走れれば勝てると思っていました。ただ、後半を59秒台で走るのは難しいんだなぁ……」からも、その意図がよく汲み取れる。

 それでも矢作調教師は、
「(負けたことは)悔しいけど、きょうは馬を褒めてあげたい」
 と、番狂わせの寸前まで迫った愛馬の労を労った。

 難しいレース展開に翻弄された2番手以下の馬たちだったが、 終わってみれば、ジオグリフを除いて、戦前から有力と見られていた実力馬が上位を占める結果となった。今回は、切れ味とスタミナを兼備するイクイノックスの強さを褒めるべきだろう。
<了>

取材・文●三好達彦
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