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ラグビー

「思い切ったプレーができる」好調クボタを支える有望ヤングガンズが語る快進撃の要因とは――【ラグビー】

吉田治良

2023.01.15

 過去2シーズン連続でリーグ新人王(WTB/FBの金秀隆、根塚)を輩出してきたスピアーズには、若手が伸び伸びとプレーできる土壌があるのだろう。押川もそれを実感しているようだ。

「ミスを新たな学びとして受け入れてくれる環境が、ここにはあります。だから普段の練習からミスを恐れず、思い切ったプレーができるんです」

 さらに、今季から導入されたアーリーエントリー制度によって、押川の後輩で現在帝京大4年のCTB二村莞司にも、近いうちにリーグワンデビューの機会が訪れるかもしれない。こうして頼もしい若手が続々と台頭し、彼らが経験豊富なベテランから多くを学びながら、チームの成熟度を高めていくという好循環が、今のスピアーズの好調を支えている。
 
「ランニングスキルや空中戦、状況判断とまだまだレベルアップしなければならない部分は多いですが、選手である限り、もちろん今年のワールドカップ出場を目指します」

 そう力強く、きっぱり言い放った木田。現在リーグトライ首位タイ(6トライ)を走る23歳をはじめとする若手有望株たちが、今年9月フランスで開幕するワールドカップの日本代表候補に名を連ねるまでに成長を遂げれば──。

 この日、スピアーズはトライ数でグリーンロケッツに5本差をつけて完勝。15日に試合が行なわれた首位ワイルドナイツも勝利し、リーグ4連勝。スピアーズは勝点1差の2位と好位置につけている。今シーズン、絶好調なスピアーズがリーグワンの頂点に立ったとしても、なんら不思議ではない。

取材・文●吉田治良

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