他に押さえておきたいのが実績馬。今年の皐月賞馬であるソールオリエンスと、昨年のダービー馬であるドウデュースの2頭に注目だ。
ソールオリエンスは皐月賞を勝ったあと、日本ダービーではわずかクビ差で2着となった。秋はセントライト記念(GⅡ)で不利を受けながらの2着となり、続く菊花賞では勝ち馬ドゥレッツァにちぎられたものの、3着に粘り込む地力を示した。
血統面に目を向けると、父は17年の勝ち馬キタサンブラック。新コンビとなる川田将雅騎手は、先週の朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)をジャンタルマンタルで制し、勢いに乗っているのも魅力的だ。22日時点で、騎手リーディング2位につける同騎手の手綱さばきに期待がかかる。
先週、怪我から復帰するなりエコロヴァルツをGⅠ2着に導くなど、相変わらずの名人ぶりを発揮している武豊騎手。彼が「ドウデュースで、有馬記念へ」との目標を胸に、辛いリハビリをやり抜いたと聞くほど、第89代ダービー馬と厚い信頼関係を築いている。
ドウデュースは今春のドバイ遠征を跛行で取り消してから、らしくない競馬が続いているため本稿での評価は下げたが、日本が誇るレジェンドジョッキーが同馬をどのようにエスコートするのか。間違いなく、大きな焦点である。
最後に有馬記念を「ラストラン」として選んだGⅠ3勝馬のタイトルホルダーは単騎逃げの可能性も秘めており、レース展開を含めて楽しみな部分がある。
6年ぶりの開催となるクリスマスイブ決戦。頂点に立つのは、はたして――。
取材・文●三好達彦
【動画】シーズン大一番の有馬記念!出走馬の参考レースをチェック
ソールオリエンスは皐月賞を勝ったあと、日本ダービーではわずかクビ差で2着となった。秋はセントライト記念(GⅡ)で不利を受けながらの2着となり、続く菊花賞では勝ち馬ドゥレッツァにちぎられたものの、3着に粘り込む地力を示した。
血統面に目を向けると、父は17年の勝ち馬キタサンブラック。新コンビとなる川田将雅騎手は、先週の朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)をジャンタルマンタルで制し、勢いに乗っているのも魅力的だ。22日時点で、騎手リーディング2位につける同騎手の手綱さばきに期待がかかる。
先週、怪我から復帰するなりエコロヴァルツをGⅠ2着に導くなど、相変わらずの名人ぶりを発揮している武豊騎手。彼が「ドウデュースで、有馬記念へ」との目標を胸に、辛いリハビリをやり抜いたと聞くほど、第89代ダービー馬と厚い信頼関係を築いている。
ドウデュースは今春のドバイ遠征を跛行で取り消してから、らしくない競馬が続いているため本稿での評価は下げたが、日本が誇るレジェンドジョッキーが同馬をどのようにエスコートするのか。間違いなく、大きな焦点である。
最後に有馬記念を「ラストラン」として選んだGⅠ3勝馬のタイトルホルダーは単騎逃げの可能性も秘めており、レース展開を含めて楽しみな部分がある。
6年ぶりの開催となるクリスマスイブ決戦。頂点に立つのは、はたして――。
取材・文●三好達彦
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