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日本代表

伯メディアが欧州9リーグの日本人選手を徹底評価! 南野は「世界最高のサブプレーヤー最有力候補」、久保には「進化のないシーズン」

THE DIGEST編集部

2022.06.14

欧州で活躍する日本人選手をブラジル・メディア評価した。写真は、左上から時計回りに南野、三笘、久保、遠藤。(C) Getty Images

欧州で活躍する日本人選手をブラジル・メディア評価した。写真は、左上から時計回りに南野、三笘、久保、遠藤。(C) Getty Images

 今季も多くの日本人選手が欧州各国リーグで奮闘。その中では、見事な活躍を見せた者から、ピッチに立つことに苦労する者まで、様々な姿があった。

 これらの「サムライ」たちのプレーを、ブラジルの総合メディア『globo』が徹底的に評価。「素晴らしい」「良い」「及第点」「悪い」「酷い」の5段階に分け(出場試合数は少ない場合は「評価なし」)、それぞれに対してその出来に言及しているが、ここでは記述された全選手の評価と、主要な選手に対する寸評を紹介していこう。
 
◇イングランド
冨安健洋(アーセナル/DF)「素晴らしい」
南野拓実(リバプール/MF)「及第点」

 今季ボローニャから加入し、すぐに「ガナーズ」にフィットした冨安について「空中戦で優れていた彼は、本来のポジションであるCBでプレーしなくても、アーセナルにとって最高の守備的選手だった」と絶賛。また、国内カップ戦ではチーム得点王となるなど、限られたチャンスを活かした南野に対しては「世界一の選手からは程遠いが、『世界一のサブプレーヤー』の最有力候補かもしれない」と綴っている。
【関連記事】貴重な“資産”となった南野拓実の争奪戦でリバプールは移籍金吊り上げ!? 地元メディアは利益のためにも退団を推奨

◇スペイン
久保建英(マジョルカ/MF)「悪い」
柴崎 岳(レガネス/MF)「及第点」
岡崎慎司(カルタヘナ/FW)「悪い」
安部裕葵(バルセロナB/MF)「採点なし」

 レンタル選手として3年目のキャリアをマジョルカで過ごし、大きな怪我も経験した久保を「否定できない可能性があるものの、ほとんど進化のないシーズン」と同メディアは酷評。一方、セグンダでの2シーズン目を終えた柴崎については、及第点評価としながらも、「チーム内ではその存在さえ疑問視されている」と、居場所を失いつつあることを示唆した。

◇ドイツ
長谷部 誠(フランクフルト/DF)「良い」
鎌田大地(フランクフルト/MF・FW)「素晴らしい」
遠藤航(シュツットガルト/MF)「素晴らしい」
伊藤洋輝(シュツットガルト/DF・MF)「素晴らしい」
原口元気(ウニオン・ベルリン/MF)「良い」
遠藤渓太(ウニオン・ベルリン/MF)「酷い」
奥川雅也(ビーレフェルト/MF)「良い」
浅野拓磨(ボーフム/FW)「及第点」
板倉 滉(シャルケ/DF・MF)「素晴らしい」
室屋 成(ハノーファー/DF)「及第点」
内野貴史(デュッセルドルフ/DF)「評価なし」
アペルカンプ真大(デュッセルドルフ/MF)「及第点」
田中 碧(デュッセルドルフ/MF)「及第点」
伊藤達哉(マグデブルク/MF)「及第点」

 契約を1年延長した38歳の長谷部を「フランクフルトのアイドル」と呼んだ同メディアは、ヨーロッパリーグ(EL)決勝のパフォーマンスに注目し「堅実な守備で、空中と地上の全ての戦いに勝った」と絶賛。一方、鎌田については「シーズンの始まりではあまり生産的ではなかった。彼が本当に輝いたのはELだった」と、クラブの久々のビッグタイトル獲得に対する貢献ぶりを紹介した。

 また、「2020-21シーズンで最も活躍した日本人」である遠藤航に対しては、「高いレベルでプレーを続け、2年連続でデュエル王となった」と賛辞を贈り、最終節での劇的な決勝ゴールでチームを1部残留に導いた偉業についても「その瞬間にクラブの伝説となった。この日本人選手は、チームがシーズンで最も優れた瞬間の主人公となった」と綴っている。
 
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