2022年JリーグMVPプレーヤーも、グラスゴーへと渡るようだ。

　今季、横浜F・マリノスのJリーグ優勝に大きく貢献し、最優秀選手にも選出された岩田智輝のセルティック入りが有力と伝えられている。岩田は今季、マリノス２シーズン目で32試合に出場、ボランチ、さらにセンターバックとしてシーズン最少失点のディフェンスの中心として活躍した。

　前所属の大分トリニータ時代の2019年には初めてフル代表に招集されるなど、そのスキルへの評価は高く、昨年のマリノス移籍を期に一気にポテンシャルを開花させた。

　J屈指のディフェンス能力を備えるまでになった25歳の欧州移籍には、すでに現地でも大きな反響を呼んでいるようだ。そして、因縁浅からぬオーストラリア人指揮官のコメントも紹介されている。

【動画】岩田智輝もCBでフル出場！ 横浜F・マリノスが優勝を決めたヴィッセル神戸戦ハイライト
　セルティック専門メディア『THE CELTIC WAY』では、現在までの契約内容に言及しており、「横浜F・マリノスの万能DFは、まずレンタル移籍でスタートし、セルティックは約80万ポンド（約１億2800万円）で期限付き移籍をするオプションを保持していると考えられている」と推測し、さらに「イワタはすでにイギリスの労働許可証を取得しており、近日中にメディカルチェックを受けた後、移籍のサインをする予定であると伝えられている」と記した。

　また、スコットランドメディア『GlasgowLIVE』では、マリノス時代にも岩田を指導してきている現セルティック監督のアンジェ・ポステコグルー氏が当時、獲得に動いた理由や印象を語ったコメントを掲載している。

　同メディアは「アンジェ・ポステコグルーは、キョウゴ・フルハシ、ダイゼン・マエダ等、大物選手を獲得してきたが、極東のサッカー界に関する幅広い知識を再び掘り起こすことになりそうだ」と記しており、その上で「ポステコグルーはこの選手の才能をよく理解している」と指摘。

　その上で、マリノスを率いていた際の言葉として、以下の様に語ったとしている。
「トモキは私が以前から注目していた選手。彼のいいところは、強さとアグレッシブさをチームにもたらすことだ。トモキはそのための大きな役割を担ってくれるだろう」

　セルティックは今季もここまで、ヴィッセル神戸から小林友希を獲得するなど、積極的にJリーグからの戦力補強を推し進めている。契約間近といわれる岩田の加入決定となれば、さらに日本からの注目度が高まることは間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「最高の文化だ」英紙が日本人のゴミ拾いに最敬礼！ 大会中に波紋を呼んだ“逆再生動画”には「嘆かわしい」と指摘

【関連記事】「論争が絶えない」“三笘の１ミリ”に海外メディアが再脚光！ カタールで話題となった５大シーンに選出

【関連記事】「狂気的だった日本」英記者たちがカタール大会での森保ジャパンの快進撃に最敬礼！「愛さずにはいられない」