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海外サッカー

「飛び出しでは常に高い安定感」 ユベントス撃破に最後尾から貢献のGK鈴木彩艶に現地メディアが賛辞!「足元の技術も良好」

THE DIGEST編集部

2025.04.25

ユベントス相手に安定感抜群のプレーを披露し、「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に輝いた鈴木。(C)Getty Images

ユベントス相手に安定感抜群のプレーを披露し、「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に輝いた鈴木。(C)Getty Images

 パルマは現地時間4月23日に行なわれたセリエA第33節で強敵ユベントスを1-0で撃破。貴重な勝点3を獲得して(20チーム中)15位に浮上している。

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 エルナン・クレスポ、ファビオ・カンナバーロ、リリアン・テュラム、マルコ・ディ・ヴァイオ、ファウスト・ピッツィ、マルコ・オージオ、マルコ・ジャンデビアッジ、アレッサンドロ・ニスタといったOBが訪れた本拠地エンニオ・タルディーニでの一戦は、来季のチャンピオンズリーグ出場権を狙うユベントスが攻勢に立ち続けたものの、ホームチームは得点を許さず、逆に前半終了間際に左クロスからマテオ・ペジェグリーノが完璧なヘッド弾を叩き込んで先制し、このリードを最後まで守り切ってみせた。

 連続未勝利を6試合(5分け1敗)で終わらせたパルマ。降格の危機が迫って尻に火が付いた状態で、このところはインテル(2-2)やフィオレンティーナ(0-0)といった上位勢相手に健闘を見せていたチームにおいて、ゴール前で堅実なプレーを見せてきたGK鈴木彩艶は、ユベントス相手にも危なげないプレーで2戦連続のクリーンシート達成に貢献している。
 
 相手のフィニッシュの拙さもあって危険な場面はほとんど見られなかったが、最後までゴールを守り抜いた日本代表守護神に対して、クラブはSNSで「凄いキーパーだ!」「今日は配球が的確だ」と賛辞。また、彼がしっかり仕事を果たした証として、データ専門サイト『FOTMOB』は、鈴木に10点満点の採点で「8.4」という単独最高点を与え、「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」にも選定した。

 他の現地メディアの評価を見ると、日刊紙『CORRIERE DELLA SERA』は及第点以上の「6.5」を付与し、「前半は、レージョ劇場に『ヴェルディ』を聴きに行ってしまいそうなくらい静かだった」という表現で、彼がほとんど何もやることがなかったとレポート。それは「ユベントスのシュートが枠を外してばかりだったからだ」ということだが、後半については「混戦の場面でも、非常に安定感のあるプレーを見せた」とポジティブに評している。

 パルマの地元スポーツ紙『SPORT PARMA』も同採点とし、「完璧な飛び出し(全てキャッチ)を何度か見せた後、60分にランダル・コロ・ムアニのペナルティーエリア外からの右足インサイドシュートに対して、この試合最初の本格的なセーブを披露。91分にはフランシスコ・コンセイソンのシュートにも同様の対応を見せた。プレー機会は少なかったが、全てを完璧にこなした」と称賛した。
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