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海外サッカー

360得点の末に手にした悲願の初チームタイトル! ケインが味わった敗北の歴史を海外メディアが回想「苦悩の呪いがついに解けた」

THE DIGEST編集部

2025.05.07

ついにチームタイトルを獲得したケイン(中央)。(C)Getty Images

ついにチームタイトルを獲得したケイン(中央)。(C)Getty Images

 バイエルンはブンデスリーガ第32節でRBライプツィヒと3-3で引き分けたが、2位レバークーゼンもフライブルクと2-2のドロー決着となったことで、残り2試合で両チームの勝点差は8と逆転不可能になり、2シーズンぶり34回目のリーグ優勝を決めている。

【動画】FA杯準決勝ハイライト

 昨季に12連覇を阻まれた悔しさを晴らした常勝軍団の中で、タイトル獲得の喜びを誰よりも噛しめたのは、今季ここまで24ゴールを挙げて2シーズン連続のリーグ得点王獲得に邁進しているハリー・ケインだろう。勝てば優勝が決まる一戦を累積警告で欠場した31歳のイングランド代表エースにとって、この異国でのリーグ優勝は自身のキャリア初のチームタイトルだったからだ。

 自身のSNSで「これまで長い道のりだった。たくさん努力して、献身的にやってきた。初めてのタイトルを獲得できて、本当に嬉しい」と喜びを表わしたケイン。スポーツ専門チャンネル『ESPN』は、「終わった、ついに終わった!(中略)ケインの、キャリアを通しての苦悩の呪いもついに解けた」と報じ、彼の「長年の苦しみ」を振り返っている。
 
 それまで、獲得タイトルは「2019年のプレシーズン・アウディカップでバイエルンを破っての優勝や、2023年の親善試合でシンガポールのライオンシティ・セイラーズを5-1で破って優勝したタイガーカップ」だけだったイングランド代表の歴代最多得点者(71点)が、栄光に手が届きそうで届かず、悔しさと屈辱を味わったシーズンとコンペティションを、同メディアは以下のように挙げた。

・2012-13チャンピオンシップ・プレーオフ準決勝レスター戦(1-3で逆転負け)
・2014-15リーグカップ決勝チェルシー戦(0-2)
・2015-16プレミアリーグ(終盤で力尽きて3位)
・2016-17FAカップ準決勝(チェルシーに2-4)
・2016-17プレミアリーグ(チェルシーに次ぐ2位)
・2017-18FA杯準決勝(マンチェスター・ユナイテッドに1-2)
・2018年ロシア・ワールドカップ準決勝(クロアチアに延長戦の末に1-2)
・2018-19リーグ杯準決勝(チェルシーにPK戦の末敗退)
・2018-19チャンピオンズリーグ(CL)決勝(リバプールに0-2)
・2020-21リーグ杯決勝(マンチェスター・シティに0-1)
・EURO2020決勝(本拠地ウェンブリーでイタリアにPK戦の末に敗退)
・2021-22リーグ杯準決勝(チェルシーに2戦合計0-3)
・2023DFBスーパーカップ(ライプツィヒに0-3)
・2023-24CL準決勝(バイエルンに2戦合計3-4)
・EURO2024決勝(スペインに1-2)
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