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MLB

「本当にデカイ!」2m11の大型右腕がデビュー戦で“三者凡退”の好リリーフ!現地記者らは騒然「相応しいチームだ」

THE DIGEST編集部

2022.05.07

現地6日、211センチの大型新人がカーディナルス戦でメジャーデビューを果たした。(C)Getty Images

現地6日、211センチの大型新人がカーディナルス戦でメジャーデビューを果たした。(C)Getty Images

 現役メジャーリーガー最長身を誇る投手がデビューした。

 現地時間5月6日、サンフランシスコ・ジャイアンツで6フィート11インチ(約211センチ)の右腕ショーン・ヒェルが本拠地で開催されたセントルイス・カーディナルス戦で1回11球を投げ、被安打0、無失点と上々の成績を記録した。

 2対2の同点で迎えた7回。3番手としてマウンドに“大きな新人”が送られた。先頭打者を一ゴロに打ち取ると、17年に球宴出場のコリー・ディッカーソンは86マイル(約138.4キロ)のスライダーで空振り三振に斬って取った。続く打者を遊ゴロに仕留めたヒェルは、この日の任務を無事に終えている。

【動画】「本当にデカイ!」と騒然!2m10の右腕が打者を三振に仕留める姿をチェック

 非公式ながら、これまでメジャーリーグ史上最も高い身長だったジョン・ラウシュと同じ身長だ。2018年のドラフト2巡目の全体45位でジャイアンツに指名されたヒェルは、昨シーズンからAAAでプレーしていた。そんな彼の特徴について、米野球専門誌『Baseball America』は、「4シームとツーシームが混ざった速球に加え、スライダーとチェンジアップが武器」と伝え、「体格が大きいのにもかかわらず、“独特な調整力”で平均的な制球力を誇っている」と評している。
 
 打席から見れば、上から下にボールが落ちてくる感覚だろう。この超大型新人には、多くのファンやメディアは驚きをもってSNSで反応した。米メディア『Talkin’ Baseball』は、「ショーン・ヒェルは本当に背が高い!」と記し、現役メジャーリーガー最小5フィート6インチ(約168センチ)のホゼ・アルトゥーベ(ヒューストン・アストロズ)と合成した画像を添えて投稿している。

 現地でカメラマンを務めたジャーナリストのホゼ・ファハルド氏は、「投球後、ダグアウトで祝福を受けたが、頭を低くする必要があった」と、窮屈そうに身を屈めながら、仲間らとグータッチを交わすシーンを公開した。またMLB公式の動画サイト『Cut4』は、「6フィート11のショーン・ヒェルに相応しいチームだ」と文字通りジャイアンツ(巨人)だとジョークを飛ばした。

 26歳になる誕生日前夜に堂々たるメジャーデビューを飾ったヒェル。大型投手として今後どのようなキャリアを築いていくだろうか。引き続き注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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