現地時間７月19日にロサンゼルスのドジャー・スタジアムで行なわれているオールスターゲームで、アメリカン・リーグの一員として出場した大谷翔平は「１番・DH」でスタメン入り。第２打席には、相手右腕ジョー・マスグローブと対戦した。

　第１打席には、試合直前のフラッシュインタビューで「初球をフルスイングする。それだけ！」と宣言した通りに、相手先発クレイトン・カーショウからセンター前ヒットを放った大谷。直後に牽制球で刺されてアウトとなるも、ロサンゼルスを大いに沸かせた。
  　そして迎えた第２打席は、サンディエゴ・パドレスのマスグローブと対峙。今度はペナントレースさながらにじっくりとボールを見ていく。そして力む相手右腕から最後は四球を引き出した。一塁まで全力疾走で駆け抜けた背番号17には、ここでもスタンドから歓声が起きた。

　文字通りの一挙手一投足で球場を沸かせた大谷。終始、“らしさ”全開のハツラツとしたプレーを見せた偉才は、出番直後のフラッシュインタビューで「あまり良いヒットじゃなかったですけど(笑)。できれば、ホームランか空振りかぐらいの感じが良かったんですけど、一番しぶいヒットだったので、ちょっとあれでしたね……」とカーショウからの初ヒットを苦笑いを浮かべて振り返るも、「去年よりはリラックスしてできたかなと思います」と語った。

構成●THE DIGEST編集部

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