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MLB

米データ分析サイトが吉田正尚の2023年スタッツを予測! 好成績の内容に米メディアは「オフシーズンの投資を正当化させるものだ」と反応

THE DIGEST編集部

2023.01.14

今オフにレッドソックス入りが決まった吉田。新天地での活躍に期待したい。写真:THE DIGEST写真部

今オフにレッドソックス入りが決まった吉田。新天地での活躍に期待したい。写真:THE DIGEST写真部

 今オフ、オリックスからポスティングでボストン・レッドソックス入りとなった吉田正尚。入団決定以降、多くの期待の声が挙がってきたが、米国内ではさらに具体的な成績の予想が行われ、ここでもレギュラーシーズンでの活躍をイメージさせるスタッツが伝えられている。

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 MLBをはじめとする野球の統計や分析を行っている「FanGraphs」が、同サイトで用いられている成績予測システム「Steamer」により吉田が2023年シーズンに好成績を残すことを予測したと、現地メディアが報じている。

 その内容は、123試合出場、572打席で打率.298、19本塁打、87得点、62打点、出塁率.388、長打率.479というもの。この数字について、ボストンを拠点としてスポーツ情報を発信する『NESN』は現地時間12日に「マサタカ・ヨシダの2023年の予測は、レッドソックス・ファンを興奮させるはずだ」と銘打った記事を配信。その中で「このような数字は、ボストンのオフシーズンの投資を正当化するものであることは間違いない」と綴っており、さらに「控えめに言っても、これらの予測は高い成績が示されている」と見込みを述べた。

 他にも、得点に関わった度合いを表す指標であるwRC+が「140」であるとの見通しには「匹敵する、または超えると予測されている外野手は、フアン・ソト (172)、アーロン・ジャッジ (163)、ヨルダン・アルバレス (162)、カイル・タッカー (148)、マイク・トラウト (145)、フリオ・ロドリゲス (142)、ブライス・ハーパー(140)の 7人だけ」と指摘した。

 また、現地メディア『SBNATION』では昨シーズン、シカゴ・カブスの鈴木誠也の打撃成績が、開幕前に行った同システムの予測に近い数字だったとして「ほとんどのスカウトがヨシダを優れた選手と見ており、スズキよりも高く評価するスカウトもいたことも特筆すべき点だ」と記している。

 その上で「プロジェクションシステムやスカウティングレポートがどうであれ、フィールドに立つまでは、その実力を知ることはできない。しかし、彼の実力を推測することはできる。そして昨日の時点で、レッドソックスが次の偉大な左打者に巡り会えたと信じることが出来る、何らかの理由ができたのだ」とルーキーシーズンでのパフォーマンスに期待を寄せた。

 契約内容同様、ここでも高い評価を受けることとなった吉田。重圧が増すことも間違いないが、必ずやそのバットで何本ものアーチを生み出し、痛快なまでに自らの実力を証明してほしいところだ。

構成●THE DIGEST編集部
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