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栗山英樹監督が昨季覚醒の大勢に感じた気持ちの強さと、WBCで求めたいこと「抑えも大事だが…」

THE DIGEST編集部

2023.01.27

侍ジャパンのメンバー30名を発表した栗山監督(左)。巨人の若き守護神をいかに起用するのだろうか。写真:鈴木颯太朗/THE DIGEST写真部

侍ジャパンのメンバー30名を発表した栗山監督(左)。巨人の若き守護神をいかに起用するのだろうか。写真:鈴木颯太朗/THE DIGEST写真部

 侍ジャパンの栗山英樹監督が1月26日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む日本代表メンバー30名を発表した。

 すでに先行発表していた12名に、新たな顔ぶれとなる18名を加えたフルメンバーを会見の場で読み上げた栗山監督。メンバーの半数を占める投手陣の構成については、最後の最後まで悩み切り、「15人でスタートすると決断した。これが正しいのか分からないが、このメンバーが一番形を作りやすいのではないかと選んだ」と胸中を打ち明けた。

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 救援陣については「色んなパターンを考えて、状態も含めて臨機応変に判断したい」としたが、そうしたなかで昨シーズンのセ・リーグ新人王で37セーブをマークした大勢(巨人)について問われると、「去年のシーズンを見てもボールの強さもあるし、例えば今日はあまり調子が良くないなと思った時でもバッターに対する姿勢がすごく良かった。絶対に引かない。絶対に勝負してやるんだというのが、こっちに伝わってきた。そういったものを存分に出してほしい」と、マウンドでの気持ちの強さに大きな期待を寄せた。

 一方で、巨人では守護神として君臨する大勢だが、指揮官は純然たる“抑え”の役割だけを求めようとはしていないようだ。

「大勢もイニング頭だけじゃなくて、ランナーがいる中でも思い切って行けそうな感じがする。抑えも大事だが、チームが勝つために非常に大事なポイントは出てくるはずで、そこで誰が行ってくれるのか。こっちが大事なので、その準備だけはしてくれというのをみんなに伝えているつもりではいる」

 シーズン中の大勢は160キロに迫る速球とフォーク、チェンジアップ、スライダーなどを武器に、最終回のイニング頭からマウンドに上がる場面がほとんど。だが、世界一を狙うチームのため、ランナーを背負う状況で“火消し役”としての登板も出てくるのか。様々なシチュエーションで、シーズン中とは異なる起用法も示唆する栗山監督の采配に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部
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