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MLB

「怒りは拡大し続けている」ドジャースの“金満ぶり”に米識者が警鐘、ファン離れ懸念…現地メディアも同調「他球団オーナーが行動を」

THE DIGEST編集部

2025.01.26

巨額の大型補強が止まらないドジャースに対して、懸念を表わす米メディアも。(C) Getty Images

巨額の大型補強が止まらないドジャースに対して、懸念を表わす米メディアも。(C) Getty Images

 大物補強を続けるロサンゼルス・ドジャースに向け、警鐘が鳴らされている。スポーツメディア『CLUTCH POINTS』が、選手獲得に巨額を投じ続けるドジャースに対しての米国内の反応を伝えている。

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 現地時間1月24日の特集記事において、米放送局『ESPN』で掲載された同メディアのジェフ・パッサン記者のコラムの一部を紹介。ドジャースによる支出を厭わない補強が行なわれていることで、パッサン氏が他球団のファンや経営陣について「不満が高まっている」などと指摘しており、さらに「非常に現実的な怒り」と置き換えた上で、「その怒りは拡大し続けており、MLBの最高幹部たちがそれを懸念するまでに至っている」と綴っている。

 さらに、現状のままではMLB全体を通してファン離れにもつながりかねないとも予測するパッサン氏の訴えを伝えながら、『CLUTCH POINTS』でもドジャースの補強に言及。莫大な資金をもとに「全てのポジションにオールスター級を揃える。ファンにとっては苛立ちの種だ」と評している。

 その上で、「他球団のオーナーたちがそれを阻止するために行動を起こすことは可能だ」と主張。2023年オフでの大谷翔平や山本由伸、今オフでもブレイク・スネル、佐々木朗希、タナー・スコットらの加入を振り返りながら、「特定の球団にはドジャースと競う資金力がない」としながらも、「しかし、MLBの上位球団はドジャースに対抗するために行動できる」と見通している。

 また、ドジャース以外と契約を結んでいる大物プレーヤーを例に挙げており、「フアン・ソトやアーロン・ジャッジはドジャースを選ばなかったため、決して彼らが全員を獲得しているわけではない」と説明。加えて同メディアは、「いずれドジャースもさらなるエリート選手を加えることができなくなる時が来るだろう」との予想とともに、「ドジャースが支出を止めない以上、ヤンキースやメッツといった資金力のある球団が積極的に動き、競争に加わる必要があるだろう」などと見解を示している。

 戦力均衡による争いを理念として行なわれてきたMLBだが、現在のドジャースは明らかに突出した存在となりつつある。米球界で膨らみ続ける「スター軍団」への反応が今後、リーグ全体にどのような影響を及ぼしていくのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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