専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

【ユーロバスケット2025】トルコが完勝で決勝進出!「ベスト級の守備」でヤニスを封殺、敗れたギリシャ勢は1人も取材に応じず<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2025.09.13

見事な対策でヤニスを封じたトルコが、完勝で決勝に駒を進めた。(C)Getty Images

見事な対策でヤニスを封じたトルコが、完勝で決勝に駒を進めた。(C)Getty Images

 現地時間9月12日に行なわれたユーロバスケットの準決勝第2戦は、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)擁するギリシャがアルペレン・シェングン(ヒューストン・ロケッツ)率いるトルコに敗れ、2005年大会以来となる決勝進出を逃した。

 この試合で、トルコは見事にヤニス封じに成功。それまで出場した5試合すべてで25得点以上、アベレージは29.8点と、平均30点に迫るスコアを叩き出していた”グリーク・フリーク”だが、この試合、前半はわずか4得点、トータルでも12得点と、異例のロースコアに抑えられた。

 代わって3ポイントを3本沈めたコスタス・スローカスがチームハイの15得点。ヤニスの弟コスタスも、6得点に加え5リバウンド、3ブロックと奮戦したが、トルコ側はアナドルー・エフェス所属のビッグマン、エルジャン・オスマニが3ポイント6本を含む28得点と暴れ回った。

 シェングンは前戦のポーランド戦に続き序盤はシュートが不発で、守備やプレーメークに力を注いだが、それでも15得点に12リバウンド、6アシスト。シェド・オスマン、シェーン・ラーキンの元NBA 勢もそれぞれ14得点、17得点と、トルコは総合力で完全にギリシャを上回り、ティップオフから一度もリードを許すことなく、一時は30点差をつけて最後は94-68と、圧倒的なワンサイドゲームで決勝進出を決めた。
 
 試合後、トルコのエルギン・アタマンHC(ヘッドコーチ)は、この試合のゲームプランを次のように明かした。

「ガードへのピック&ロールを阻止すること。そしてヤニスに関しては、彼がアタックしに来たら、ダブルチーム、トリプルディフェンスで対応すること」

 そして、さらにこう続けた。

「それがプランではあったが、それを非常にアグレッシブに実践してくれた選手たちの手柄だ。このようなハイレベルな大会において、実にベスト級のディフェンスだったと思う。ギリシャには素晴らしい選手が揃っているが、今日は彼らに自分たちのオフェンスをさせなかったのだから」
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    10月10日(金)発売

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    10月16日(木)発売

    定価:980円 (税込)
  • smash

    10月21日(火)発売

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    10月16日(木)発売

    定価:1650円 (税込)
  • slugger

    9月24日(水)発売

    定価:1100円 (税込)