現地時間10月21日(日本時間22日)、NBAの2025-26シーズンが開幕した。初戦は昨季覇者オクラホマシティ・サンダーが、ダブルオーバータイムの末に125-124でヒューストン・ロケッツを撃破。続く試合では、ゴールデンステイト・ウォリアーズが、ロサンゼルス・レイカーズに119-109で勝利して白星発進を飾った。
翌22日には12試合が行なわれ、24チームが開幕戦へ臨む。オフに大型補強を敢行したロサンゼルス・クリッパーズは、敵地デルタ・センターでユタ・ジャズと対戦する。
そんななか、クリッパーズOBで今季から『Prime Video』でスタジオアナリストを務めるブレイク・グリフィンが、21日に米メディア『FanDuel TV』の番組『Run It Back』へリモート出演。2011年からクリッパーズで6シーズン共闘し、今季8年ぶりの古巣復帰を果たしたクリス・ポールについて次のように語った。
「彼が戻って、あそこでキャリアを終えるのはすごく大きいこと。(2011年に)CP(ポール)が来たことで、クリッパーズにプロ意識を持ち込み、プレーオフの希望をもたらしてくれた。前年のチームは35勝するのも大変だった。そこにCPが入り、ベテラン選手たちも多く加わった。それによって、このフランチャイズが本当に成長することになったんだ」
グリフィンのルーキーイヤーとなった2010-11シーズン、クリッパーズはウエスタン・カンファレンス13位の32勝50敗(勝率39.0%)に終わった。
しかし、2011年のポール加入を機に潮目が変わる。ロックアウトで66試合の短縮シーズンとなった2011-12シーズンに、40勝26敗(勝率60.6%)の好成績を残し、6年ぶりにプレーオフへ進出。
ポールの正確無比なパスから、グリフィンやディアンドレ・ジョーダンが強烈なダンクを叩き込み、チームは“ロブシティ”のニックネームが定着。ポールが在籍した6シーズンすべてでポストシーズンへ駒を進め、一躍強豪チームへと変貌を遂げた。
グリフィンは、ポールがクリッパーズへ与えた影響をこう話す。
「クールなことに、このフランチャイズは今もかなり良い状況にある。僕らがそこへ辿り着くまでは厳しい状況にあったけど、彼が加入して以来、チームは良いシーズンを送ることができている。確かに、運が悪いこともあった。でもあの時代のおかげでチームの土台が変わったんだ」
通称“ポイント・ゴッド”は20年間のキャリアでオールスターに12回、オールNBAチームに11回、オールディフェンシブチームに9回選出。さらに、5度のアシスト王と6度のスティール王にも立ち、NBA75周年記念チームにも名を連ね、通算1万2499アシストと2717スティールはリーグ歴代2位にランクしている。
キャリアの全盛期を過ごしたクリッパーズでは通算4023アシストと平均9.8アシストは球団トップ、902スティールは2位、3ポイント成功数618本は5位、通算7674得点とフリースロー成功数1656本で6位と、複数の部門で歴代トップ10入り。
そんな元相棒にグリフィンは「クリッパーズで歴代屈指の選手の話をするなら、CPは絶対に上位に入る。そして間違いなくNBA歴代トップ5のポイントガードでもある」と、最大級の賛辞を送っていた。
今季はジェームズ・ハーデンの控えとして起用される見込みだが、百戦錬磨の司令塔は巧みなゲームメークとリーダーシップでチームに貢献するだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
「彼とチームメイトになりたかった」クリッパーズ復帰のポールが共闘したかった選手を告白。自身の引退時期は「まだわからないな」<DUNKSHOOT>
「お互いをうまく補完できると思う」クリッパーズ加入のロペスがズバッツとの“ツインタワー”共演に自信「ペイントを支配するだろう」<DUNKSHOOT>
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翌22日には12試合が行なわれ、24チームが開幕戦へ臨む。オフに大型補強を敢行したロサンゼルス・クリッパーズは、敵地デルタ・センターでユタ・ジャズと対戦する。
そんななか、クリッパーズOBで今季から『Prime Video』でスタジオアナリストを務めるブレイク・グリフィンが、21日に米メディア『FanDuel TV』の番組『Run It Back』へリモート出演。2011年からクリッパーズで6シーズン共闘し、今季8年ぶりの古巣復帰を果たしたクリス・ポールについて次のように語った。
「彼が戻って、あそこでキャリアを終えるのはすごく大きいこと。(2011年に)CP(ポール)が来たことで、クリッパーズにプロ意識を持ち込み、プレーオフの希望をもたらしてくれた。前年のチームは35勝するのも大変だった。そこにCPが入り、ベテラン選手たちも多く加わった。それによって、このフランチャイズが本当に成長することになったんだ」
グリフィンのルーキーイヤーとなった2010-11シーズン、クリッパーズはウエスタン・カンファレンス13位の32勝50敗(勝率39.0%)に終わった。
しかし、2011年のポール加入を機に潮目が変わる。ロックアウトで66試合の短縮シーズンとなった2011-12シーズンに、40勝26敗(勝率60.6%)の好成績を残し、6年ぶりにプレーオフへ進出。
ポールの正確無比なパスから、グリフィンやディアンドレ・ジョーダンが強烈なダンクを叩き込み、チームは“ロブシティ”のニックネームが定着。ポールが在籍した6シーズンすべてでポストシーズンへ駒を進め、一躍強豪チームへと変貌を遂げた。
グリフィンは、ポールがクリッパーズへ与えた影響をこう話す。
「クールなことに、このフランチャイズは今もかなり良い状況にある。僕らがそこへ辿り着くまでは厳しい状況にあったけど、彼が加入して以来、チームは良いシーズンを送ることができている。確かに、運が悪いこともあった。でもあの時代のおかげでチームの土台が変わったんだ」
通称“ポイント・ゴッド”は20年間のキャリアでオールスターに12回、オールNBAチームに11回、オールディフェンシブチームに9回選出。さらに、5度のアシスト王と6度のスティール王にも立ち、NBA75周年記念チームにも名を連ね、通算1万2499アシストと2717スティールはリーグ歴代2位にランクしている。
キャリアの全盛期を過ごしたクリッパーズでは通算4023アシストと平均9.8アシストは球団トップ、902スティールは2位、3ポイント成功数618本は5位、通算7674得点とフリースロー成功数1656本で6位と、複数の部門で歴代トップ10入り。
そんな元相棒にグリフィンは「クリッパーズで歴代屈指の選手の話をするなら、CPは絶対に上位に入る。そして間違いなくNBA歴代トップ5のポイントガードでもある」と、最大級の賛辞を送っていた。
今季はジェームズ・ハーデンの控えとして起用される見込みだが、百戦錬磨の司令塔は巧みなゲームメークとリーダーシップでチームに貢献するだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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