現地時間11月3日(日本時間4日)、インディアナ州インディアナポリスのゲインブリッジ・フィールドハウスでインディアナ・ペイサーズとミルウォーキー・バックスが対戦した。
バックスにとってペイサーズは、2024、25年と2年連続でプレーオフ1回戦で敗れた因縁の相手。それだけにチーム全体のモチベーションは高く、前半でヤニス・アデトクンボが19得点、8リバウンド、ゲイリー・トレントJr.とカイル・クーズマがそれぞれ8得点、さらに昨季までペイサーズでプレーしていたマイルズ・ターナーが7得点、3ブロックをあげ、56-53とリードして前半を終えた。
一方のペイサーズは、アキレス腱断裂で今季全休のタイリース・ハリバートンに加え、アンドリュー・ネムハード(肩)、TJ・マッコネル(ハムストリング)、ベネディクト・マサリン(足)、オビ・トッピン(足)と主力選手が相次いで欠場。
しかし、リック・カーライルHC(ヘッドコーチ)の下で昨季ファイナルまで進出したチームは簡単に白旗を揚げなかった。第4クォーター残り7分11秒時点で12点差をつけられたが、そこからパスカル・シアカム、アイザイア・ジャクソン、ジャレス・ウォーカー、アーロン・ネスミスらが奮起。残り14.6秒にはネスミスのショットで115-115の同点に追いついた。
オーバータイム突入も予想されたが、試合は劇的な幕切れを迎える。バックス最後のオフェンスでヤニスがブザービーターとなるフェイダウェイジャンパーを沈め、チームを勝利に導いた。
ヤニスにとってキャリア5度目の決勝弾で、試合後は客席に向かってクワイエットポーズと両手の親指を下に向けるジェスチャーを披露した。
ヒーローとなったヤニスは、この決勝シュートについて次のように振り返った。
「あれを外したとしても生きていける。でも打たなければ生きていけない。シュートを外しても眠れるし、(試合後に)ロッカールームでチームメイトに『僕が悪かった。次は決める』と言える。でも打たなかったら傷つくんだ。外した時もあれば決めた時もある。人々は外したことは覚えていないけど、決めたことは覚えている。だから嬉しいんだ」
この試合でヤニスはゲームハイの33得点、13リバウンド、5アシスト、2スティールと躍動。さらにクーズマが15得点、AJ・グリーンが13得点など計6人が2桁得点をマーク。ターナーの古巣凱旋試合を勝利で締めくくった。
今季のバックスは前評判こそ高くなかったものの、5勝2敗(勝率71.4%)でイースタン・カンファレンス3位と好位置につけている。今後もヤニスを中心に上位を維持し、開幕前の低評価を覆せるか注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
試合後にハリバートン父と口論になったヤニス「コートに出てきて『これが俺たちの仕事だ、クソ野郎』と言ってきた」<DUNKSHOOT>
「16年ぶりにチームを成功に導けた」。ユーロバスケの銅メダル獲得にヤニスは上機嫌「キャリアの中で最高の成果だ」<DUNKSHOOT>
凱旋試合で古巣ペイサーズファンからブーイング。ターナーが胸中吐露「本当にがっかりしたし、悔しかった」<DUNKSHOOT>
バックスにとってペイサーズは、2024、25年と2年連続でプレーオフ1回戦で敗れた因縁の相手。それだけにチーム全体のモチベーションは高く、前半でヤニス・アデトクンボが19得点、8リバウンド、ゲイリー・トレントJr.とカイル・クーズマがそれぞれ8得点、さらに昨季までペイサーズでプレーしていたマイルズ・ターナーが7得点、3ブロックをあげ、56-53とリードして前半を終えた。
一方のペイサーズは、アキレス腱断裂で今季全休のタイリース・ハリバートンに加え、アンドリュー・ネムハード(肩)、TJ・マッコネル(ハムストリング)、ベネディクト・マサリン(足)、オビ・トッピン(足)と主力選手が相次いで欠場。
しかし、リック・カーライルHC(ヘッドコーチ)の下で昨季ファイナルまで進出したチームは簡単に白旗を揚げなかった。第4クォーター残り7分11秒時点で12点差をつけられたが、そこからパスカル・シアカム、アイザイア・ジャクソン、ジャレス・ウォーカー、アーロン・ネスミスらが奮起。残り14.6秒にはネスミスのショットで115-115の同点に追いついた。
オーバータイム突入も予想されたが、試合は劇的な幕切れを迎える。バックス最後のオフェンスでヤニスがブザービーターとなるフェイダウェイジャンパーを沈め、チームを勝利に導いた。
ヤニスにとってキャリア5度目の決勝弾で、試合後は客席に向かってクワイエットポーズと両手の親指を下に向けるジェスチャーを披露した。
ヒーローとなったヤニスは、この決勝シュートについて次のように振り返った。
「あれを外したとしても生きていける。でも打たなければ生きていけない。シュートを外しても眠れるし、(試合後に)ロッカールームでチームメイトに『僕が悪かった。次は決める』と言える。でも打たなかったら傷つくんだ。外した時もあれば決めた時もある。人々は外したことは覚えていないけど、決めたことは覚えている。だから嬉しいんだ」
この試合でヤニスはゲームハイの33得点、13リバウンド、5アシスト、2スティールと躍動。さらにクーズマが15得点、AJ・グリーンが13得点など計6人が2桁得点をマーク。ターナーの古巣凱旋試合を勝利で締めくくった。
今季のバックスは前評判こそ高くなかったものの、5勝2敗(勝率71.4%)でイースタン・カンファレンス3位と好位置につけている。今後もヤニスを中心に上位を維持し、開幕前の低評価を覆せるか注目だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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